いばらきドリプラのプレゼンターは、非常にバラエティに富んでいました。
小学生、劇団の座長、農場経営、翻訳家、コーチ、謎のエストニア人(笑)
そしてボクの知る範囲では、彼の職業のプレゼンターは初登場ではないでしょうか?
先生 その676
真言宗智山派福力山阿弥陀院住職・河村照円
彼はホンモノのお坊さんであり、税理士さんという不思議な肩書きを持っています。
支援会でも、彼のファッションは常に作務衣。Gパン、Tシャツ姿を見たことがありません。
優しくて声の可愛らしい、一休さんがそのまま大人になったような青年です。
そんなしょーえんが、最初に描いていた夢は、遺族へのビデオレターを届けるお話でした。
彼の檀家さんの中には、残された遺族がバラバラになってしまい、同じ一族で別々に法要を執り行うようなケースもあるそうです。
「亡くなられたお父さんやお母さんが、こんな姿を望んでいるはずはない」
住職として、檀家さんの家族の絆を守りたいという願いが、この夢の原点でした。
ところが、一週間前になって、彼はビデオレターのプレゼンを、ガラッと変えてしまったのです。
それまでの支援会でも、最初のテーマについて、どう描いていいのか分からずに、かなり迷い苦しんでいたようですが、やっとスッキリした清々しい顔になっていました。
その根底にあったのは、住職としての使命でした。
「お坊さんは人が死ねば儲かるんだろ」
子供の頃、心ない大人の人に言われた一言は、彼の心を傷つけました。
お寺の跡を継ぐことに抵抗を感じ、自分の好きなことをやろうと思っていた20代の頃。
彼の思いと裏腹に、お父さんが突然亡くなってしまったのです。
何もお父さんから伝えられぬまま、住職として寺を守り、檀家さんを守らなければならない。
若いしょーえんには、ものすごいプレッシャーだったと思います。
それでも檀家のおじいちゃん、おばあちゃんたちとの触れ合いの中で、自分の使命を見つけ、地域密着型エンタメ寺院という、新しいスタイルのお寺に変えていこうとしています。
本番ではきちんと袈裟を着て、客席に向かって合掌する姿が凛々しくて泣けました。
これまでも仲間の支援会に行ったり、せんちゃんのドリプラ塾に参加したりと、行動し続けてきたしょーえん。
色々と迷い、まわり道したかもしれないけど、本当にやりたいことに辿り着けてよかった!!
彼は地域の皆様に益々愛される、徳の高い僧侶になること間違いなしです。