「えー、いなばっち、今までの出産は一度も立ち会ってないの?」

以前、喜働力塾の懇親会で、心友・どんちゃんから驚かれてしまったことがあった。

二人の子の父親である彼は、二度とも出産に立ち会っているようだ。

その場にいた、当時医学生のさとしんも、立ち会い出産を強く勧めてくる。

彼はあの吉村医院で実習した経験があり、出産の在り方には強い信念をもっている。


「絶対次に子供が生まれる時は、立ち会ったほうがいいよ。人生観が変わるよ」


先生 その539


そして今ボクはまさに、生命の誕生に立ち会っていた。

生々しい描写は避けるが、「この世に生まれるんだ」と懸命に体をよじらせる姿に感動した。

この子だけじゃない。

今世の中に生きている人は、みんな自ら願って生まれてきたんだ。

まさに命が輝いている!!


「どんちゃんと、さとしんがボクに伝えたかったのは、これだったんだ!!」


2011年6月11日 AM7:03

今ここに、ボクにとって4人目の子供、2人目の娘が誕生した。


すべては我が師 -ぼくの好きな先生-

過去の出産では、産湯に浸かったあとの赤ん坊にしか会っていなかったが、羊膜が端端にくっついた状態の子供は、まさに生まれたての生命力にみなぎっていた。

手足を力いっぱいに伸ばして、全身を震わせながら泣き叫んでいる。


男として生きていく中で、子どもの出産に立ち会えるチャンスは早々あるわけではない。

自分の妻の出産に立ち会うか、産婦人科医になるか

見知らぬ女性が出産する場に立ち会うことなど、かなりレアなケースでしか考えられない。


この子は、ボクに「命の大切さ」、「命の輝き」を身をもって教えてくれるために生まれてきた。


なんて尊い存在だろうか。

心から「僕らの子供に生まれてくれてありがとう」と、彼女にささやいた。


と、その時。


彼女は生まれて初めてのオシッコをしちゃったのだあせる

それを見ていた、助産師さんからの一言が、すばらしい。


「あぁ、これで体重が減っちゃったわね(笑)」


直後に量った体重は、オシッコをしたぶんだけ、わずかに3000gを切っていた。


すべては我が師 -ぼくの好きな先生-