震災から一カ月がたち、運輸維新会(杉本竜彦会頭)の一員として、遅ればせながら我が稲葉運送も、被災地支援活動に参加させていただくことになりました。
まずは千葉の営業所からの支援物資輸送と、本社と千葉から2t車を使っての避難所への配達。
会頭と、ダッチョさんこと飯田社長の胸を借りて、5人の優者が現地でがんばってくれました。
先生 その478
「で、いなばっちは何しているの?」という疑問が出てくるのは、ごもっとも。
本来ならボクも現地に行って、お役立ちさせていただきたかったのですが、茨城の本社で新入社員さんの受入と、ようやく復興の目処が立ちそうな荷主様との打ち合わせ等々に一生懸命向き合ってます。
今回の震災は、僕らの会社にとって最大の危機ともいえる状態になりました。
まずは燃料の問題。震災直後に、インタンクへの補給をオーダーしましたが、やっと入ってきたのは二週間が経ってからのこと。
近所のGSでも在庫切れが続き、薄氷を踏むような日々が続きました。
そして、本業の流れも大きく変わってしまいました。
メイン商品ともいえるシステムキッチンを製造する工場が、福島県のいわき市に集中しているため、震災以降出荷ができなくなっていたのです。
取り扱う物量の約8割のシェアですから、当然売上と稼働に大きな影響が出てきました。
それでも、この時期だから気づけた話もあります。
ボクが親しくさせてもらっている荷主の営業マンさんは、折角頂いたオーダーをキャンセルしていただくために、お客様のもとに謝罪に回られていました。
工期の都合上、やむを得ず他メーカーで代替品を手配されるお客さんもいらっしゃったようですが、こんな温かい言葉で答えてくれたお客さまも、大勢いらっしゃったようです。
「とりあえずキャンセルするけど、復興したらすぐに受注するから頑張れよ」
僕らの運んでいる商品は、これほどまでに愛されているんだ!!
40数年続いた歴史の中で、最大の危機かもしれないけど、自分たちのシゴトに誇りをもてるきっかけをいただきました。
僕らの願いも通じて、生産活動の再開計画も決まったようです。
出荷再開の日には、今まで以上に商品に感謝して、お客様のもとに運びたいですね。
