僕らの会社のホームページ を見たことがある人はご存知でしょうが、関連会社として、生コンクリートの製造会社である稲葉建材、建材品の販売会社である稲葉通商があります。
しかしながら、生コンクリート製造に関しては、ここ数年業績がかなり悪化してしまいました![]()
僕らの会社に限ったことではなく、この地域の他の生コン工場でも、同様の事態が起きていたのです。
先生 その441
詳しい経緯は割愛させていただきますが、「このまま、単独では生き残ることはできない
」と考えていたのは、僕らの会社だけではなく、生コン協同組合の同業者も新たな道を模索していました。
お互いに競い合うよりは、手を組んだほうが得策なのではないか?
近隣の5つの会社の経営者さんは協議をすすめ、他の地方にベンチマーキングをする中で、各々の製造部門を集約していく方針を決めました。
具体的には・・・
5つの工場のうち、3つの工場だけを稼働させて固定費を圧縮。
仕入を集中購買することによる変動費の圧縮。
人材を拠点集中させることでの、顧客対応力の強化。
問題は存続工場の選定ですが、様々な視点から査定をしていただいた結果、僕らの工場を新会社で稼働していただけることになったのです。
最終的に決め手となったのは、技術開発能力でした。
地域の中でも率先して、高強度・高流動コンクリートといった付加価値の高い商品を開発し、その分野での出荷実績では茨城県でNo.1だったと思います。
今は高付加価値商品の需要が少ないのですが、「いずれ需要が来た時のために残した方がいい」という判断をしていただけました。
それだけではなく、僕らの会社の従業員さんたちの雇用は、全員継続することができました。
関連会社への転籍や、雇用契約条件が切り替わった人もいますが、退職させることなく維持できたのは、本当にありがたいことです。
もちろん、他の4社の製造や輸送に関わる人たちも、ほぼ100%雇用継続することができました。
新会社は3月1日から発足したばかりで、まだまだ細かな部分が整理ができていませんし、新たな環境に馴染むまでには時間はかかると思います。
それでも困難を乗り越えて、従業員さんのため、地域の方々のために、見栄や私欲を捨てて新会社を立ち上げてくださった、5人の社長さんたちの決断に感謝します。
この会社が新たなビジネスモデルとして、同じように事業継続に悩んでいる経営者さんたちに、元気を与えられる存在になってもらえたら嬉しく思います。