「来週の土曜日、とうちゃんと一緒に出かけないか?」
「どこに?」
「東京ドームの隣にある、JCBホール。ドリプラの世界大会が開かれるんだよ」
「ふ~ん、オレととうちゃんだけ?」
「まぁ、ヤスにいちゃんは練習試合みたいだからなぁ・・・。たまには、いいじゃん」
「(どうしようかなぁ・・・)」
先生 その359
ドリプラ世界大会、想像以上に感動しまくりの一日でした。
冒頭で紹介したように、二男の昌弘を半ば強引に連れ出し、よくわかっていないだろうけど「私も一緒に行きたい」という娘を連れて、三人で参加させてもらったのです。
ドリプラのDVDを一緒に観たことはありましたが、メンターカードを書くことはもちろん初めて。
「何を書いたらいいの?」
「『いいお話だったなぁ』と思った人に、元気になるようなお手紙を書くんだよ」
「オレの言葉で元気になるのかなぁ・・・」
「なれるよ、昌弘の言葉だから、元気になれる大人がいるんだよ」
全員には書けませんでしたが、気になった人宛には、彼なりに一生懸命にメッセージを書いてくれました。
まねして、ひらがなだらけの言葉ですが、恭子も一生懸命にメッセージを書いてくれました。
いじましく書いている彼の姿から、ボクはあの夏休みの出来事を思い出したのです。
実は一学期のころ、彼は何度か学校に行けなくなる日がありました。
彼にとっては試練の時。
毎朝、大嶋啓介さんの真似をして「オレはできる」を連呼してから、送り出す日々が続きました。
「在るがままを認めてあげたい」と思いつつも、何度かは強引に手を引っ張って、学校に連れていく有り様・・・。
ボクもおゆきちゃんも、あの手この手で試しましたが、月に2,3度は休む日が出てきました。
そして夏休みに入って巡り合ったのが、先日亡くなられた朝倉将クンに向けて、せんちゃんとさわとんが企画してくれた「世界にたった一冊の本」プロジェクト。
僕らだけでなく、子どもたちにも趣旨を伝えて、参加してもらうことにしたのです。
後日、昌弘の書いたメッセージを読んで、ボクは感動しました。
40度の熱が出るのは苦しいよね。
ぼくは学校に行きたくない時はお父さんと一緒に「大丈夫!ぼくはがんばれる!」ってよく言うよ。
まさしくんも一度家族と一緒にやってみてね!
彼にどんな思いがあって、学校に行きたくなくなったのかは分かりませんでしたが、少なくとも自分がしてきた努力も無駄ではなかったことを感じました。
親バカな話で恐縮ですが、昌弘はとても感受性が豊かで、純粋な心を持っている子です。
ただ、一つだけ言えるのは、ボクがときちゃんのプレゼンを見て号泣したあとに、
昌弘、一緒についてきてくれてありがとう。