PTA会長になる人って、どんなイメージを持ちますか?
どことなく真面目で堅そうな人をイメージしていたのは、ボクだけでしょうか?
先生 その206
昨日紹介した、小野田先生の本の中に、山本シュウ さんが娘さんの学校でPTA会長を務めているという話が紹介されていました。
山本シュウって言ったら、TOKYO FMのエモーショナルビートのDJであり、関西弁のくどい喋りをする兄ちゃんといったイメージでしたから、かなり意外でした。
でも、よくよく考えたら、ラジオの中でもギャグや下ネタを連発しつつ、リスナーの悩みや社会の問題について真剣に熱く語っていた人なので、適任って言えば適任かもしれない。
彼がPTA活動の体験をとおして感じたことを書いたエッセイが出版されているというのを聴き、早速購入しました。4月の入学式が終わった直後の頃だったと思います。
- レモンさんのPTA爆談/山本 シュウ
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結論から言うと、ボクのPTA会長として活動した2年間は、この本に支えられたと言っても過言ではありません。そのくらいに、困った時、悩んだ時のヒントにさせてもらいました。
シュウさん自身も、娘さんの通う小学校のサブい現実を見て「こんな学校辞めさせたる
」と感じていたそうです。
しかし、お母さんたちの猛スカウトに折れてPTA会長になった途端、大阪のオバちゃんのようなおせっかい魂に火がついちゃったんですね![]()
自らを「レモンさん」 と称して、レモンのかぶり物を被って行事に出席したり、運動会の時は放送委員の子どもに盛り上げる実況のノウハウを指導したり、今までの既成概念を打ち破ってくれちゃうのです。
しかし、この本に書かれているのは、ただ人と違ったことをやって惹きつけたという目立ちたがり屋の体験記ではありません。
レモンさんの体験から感じた学校現場やPTAの抱える問題についても、彼なりの解釈を講じています。
その中でボクが特に心を動かされたのは、「大人がヒーローにならなアカン!!」という話。
-以下本文より抜粋-
・子どもにとっては、いつの時代も大人がヒーローにならなアカン![]()
・「忙しい」っちゅう言い訳は、とことん「カッコ悪いねん!!
」
・大変かもしれんけど、一生懸命PTAやっている「親の後ろ姿」こそカッコエエし、それが最大の教育になるし、子どもとの信頼関係を結び、絆を深めるビッグチャンスやと思うんよ。
ボクも実際に経験して感じました。忙しい人ほどPTAに一所懸命だったような気がします。
PTAはノーギャラどころか、場合によっては一部持ち出しもあるボランティアです。
ボクもかつてはそうだったように、好き好んで参加する人ばかりではありません。
実際に役員になった人でも「忙しい」を理由に、活動に一切出てこない人も、何人かはいました。
お母さんたちは他人に手厳しかったので、「あの人、ズルイよねぇ」という陰口も出てきましたが、ボクはあえて「彼(彼女)は、ズルイかもしれないけど、感動を体験できない分損しているんだよ。勿体ないねぇ」という方便で、気持ちを切り替えるようにリードしてきました。
実際に、忙しい日々の中で頑張ってくれた人ほど「充実した」という感想をもって、引退していく様子を見ていたし、ボク自身もそう感じながら引退できましたから・・・。
「大人が輝けば、子どもは輝く」と大嶋啓介さんはよくおっしゃいます。
どんなきっかけでもいいから、お父さんお母さんが「子どもの前でヒーローになれる場面を、自ら創っていくこと」で未来が輝いていくと、ボクは信じて生きていきます。