人は見た目で判断してしまいますが、一見派手なルックスをしている人も、話してみると意外と堅かったり、引っ込み思案だったりすることがあります。でも、そのギャップがまた、その人の魅力だったりもするものです。
先生 その113
BOWちゃんは、ボクと同い年のギタリスト。少女マンガの主人公的なルックスなのですが、本人は礼節を重んじるような古風なサムライです。
知り合ってから10年近く経ちますが、不思議なほどに老けこみません。多分、不老不死の薬を飲んでいるのだと思います
見た目の雰囲気からすると、ボクとは全く違うタイプの人なのですが、もっとも気の合う仲間の一人なのです。音楽の趣味や、ギタープレイやボーカル、ライブに対する考え方は近いものがあります。
バンドの中でのポジションも似ているのですが、一番の違いは、BOWちゃんには「華」があるということです。
また非常に律義なところがあり、彼女のAYAMIちゃんと一緒に、わざわざ茨城で開催したライブを観に来てくれたこともありました。
BOWちゃんとAYAMIちゃんが仲間と一緒にいるときには、二人でベタベタしているそぶりを一切見せません。男気の強いBOWちゃんと、慎ましやかなAYAMIちゃん。そんな二人の関係を、微笑ましく見ていました。
「早く二人とも幸せになってほしいなぁ」と思っていた矢先、二人から「結婚しました」の報告を聞いたのは去年の夏でした。
バンド関係で結ばれた二人は、6月9日(ロックの日)に婚姻届を提出していました
こんなアホさ加減が大好きです
同じタイプのギターを持つBOWちゃんとボク。全然雰囲気がチャウでしょ?
そして5月に結婚式と二次会のパーティーを行うのですが、二次会参加者を代表して、乾杯の音頭をさせていただくことになりました
「いやー、ボクでいいのかな?」と思いつつ、満場一致(二人だけどね)で稲葉を指名していただけたということで、有難く望みたいと思います。
入籍して一緒に暮らし始めてから、お互いのご先祖様のお墓をお参りしたり、両親たちとも仲良くされている様子を伝え聞くと、
「この二人なら、間違いなく幸せな夫婦でいられる」
という気持ちになり、応援したくなってしまいます。
そんな二人から依頼された任務です。気を遣わせない程度に、気合いを入れて門出をお祝いしちゃいます。
ところで、乾杯の音頭の「音頭」って・・・どういう意味があるんだろう?