「アホ」と言ったら悪口だったのは、20世紀の話。現代社会においては、「アホ=肯定的錯覚のできる人、人を喜ばせるのが生きがいになっている人」です。類義語には、「変態」という言葉もあります。


先生 その83


たっちゃんこと、立澤康幸さんは、春日部で板金塗装の会社 を経営しています。

初めての出会いは、喜働力塾のプレセミナーの時でした。何をするのか分からないドキドキした状態のボクに、ニコニコしながら握手してくれて、緊張をほぐしてくれた人の一人です。

ラガーマンのような体形で、面白くて包容力の大きい人だなぁ、こんな兄貴がいたら楽しいだろうなぁ、というのが最初の印象でした。あとで聴いたら、ボクの方が3つも年上だったのですが(笑)・・・。


昨日はそんなたっちゃんが講師を務める、「誰でもやる気になっちゃうコラボセミナー」でした。

内容は、当初「健康について」だったようですが、実質8割は中身の濃い生い立ちです。

中学生の頃からアルバイトをはじめ、高校生の頃には悪さをしながらもなんとか卒業。そして卒業式の時に担任の先生からの一言で、たっちゃんは現実に直面します。


「で、お前は明日からどうするんだ?」


「・・・」


たっちゃん、明日から社会的地位(高校生という肩書)がなくなることを忘れていたようです(っていうか気付こうよあせる)


しかし、切り替えの早いたっちゃんは、学校からの帰宅途中に知り合いの美容師さんのところで、就職を2分で決めてきます。その後美容師としての道を極め始めますが、ちょっとした諍いがあり断念。失意の中、交通事故を起こしてしまいます。

そこで自動車修理工の人にお世話になったのがきっかけで、「この仕事なら社長になれるかも」という発想から、修理工場に就職してしまいます。


若さと言うこともあるでしょうが、たっちゃんの人生の選択に迷いはありません。来るものを拒まず、運命として受け入れる。そして、その道に夢中になって、人より早く極めてしまう。

「学校で勉強しなかった分、社会に出た時に脳のメモリーがスカスカだったから、人より吸収が早かったんだと思う」とのたまうたっちゃん。

この肯定的錯覚は、究極のアホです。いや、むしろ錯覚じゃなくて、核心をついた言葉かもしれません。


たっちゃんがアホじゃなかったら、「分からない」を理由に迷い続ける人だったら、みんなから慕われるリーダーにはなっていなかったでしょう。

奇しくも、今日の「しもやん一筆入魂」の言葉が、たっちゃんの生きざまを表しているような気がします。


「挑み続けるからこそ、見える明日がある。挑み続けるからこそ、新しい自分と会える。挑むことは生きること」


ワクワク挑む姿を見せること、そして誰よりも人が大好きなこと

たっちゃんも、ボクの理想のリーダー像です。ボクも、「兆し」が来たら、「逃」げずに「手」で掴んで「挑む」生き方をしていきます。