先月、2年前に行われた「先生見本市」 のDVDの存在を知り、購入して鑑賞しました。中でもこの方の授業シーンは、観ながら涙が溢れまくりました。「どうしてもお逢いしたい」という願いが、昨日叶いました。


先生 その52


香葉村真由美先生は、福岡市の公立小学校で教鞭をとっていらっしゃいます。

小柄で可愛らしく、とても素敵な女性ですが、大きな愛で子供たちを包んでいらっしゃいます。

先生の話も、とても書ききれないくらいのボリュームがあるのですが、今回語られたお話の前半部分<6年3組の奇跡(題名;178R)>は、「先生見本市」のDVD で聴くことができますので、是非ご覧になってください。まさに「これ聴いて泣かんヤツはおらんやろ」な内容です。


後半の話は、6年3組エピソード2といったようなお話です。

Sという子は、暴れだしたら手がつけられない学校中の問題児でした。担任の先生以外に、2人の先生が付けられ、手がつけられなくなったら空き教室で暴れさせる。それが学校がとれた、精一杯の対処でした。

真由美先生は、6年生の時に受け持つことになりましたが、Sを含めて「クラス全員を笑顔で卒業させる」ことを決めます。


しかし、Sは先生に沢山の試練を与え続けます。

「もう自分の出来ることはすべてやった。これ以上何もできない・・・」

そこまで思いつめた時、子どもたちに本音をぶつけました。

「お願い、力を貸して、Sのことを受け止めて、友達の良さを教えてあげて」



そして、先生は「子どもたちの力を信じて任せていく」という方法があることを、身をもって感じられたそうです。

Sの本音は「友達が欲しかった」のです。仲間と繋がれた結果、Sは卒業の時に書いた作文で「6年3組でよかった」と書いてくれたそうです。

「Sにこの作文を書かせてくれたのは、みんなのおかげだよ」

子どもたちの力って本当に素晴らしい、ということを真由美先生は教えてくれました。


最後に真由美先生は、「私の話を聴いてもらって、先生たちを元気にしたい」とおっしゃっていました。

本気にしてます。是非ボクも、ボクが関わりのある先生方みんなに、彼女の話を聴いてもらいたいです。

きっと、ほとんどの先生方は、真由美先生のような生き方をしたいと思っているはずです。


先生たちが、常に笑顔で輝いている姿で、子どもたちを包みこんでいただけるように。

そして真由美先生のような教育者が、一人でも多く存在する世の中でありますように。

まずは身近な担任の先生が、安心してお話してくれる親になりたいと思います。

そして、「先生見本市」改め「あこがれ先生プロジェクト」のような企画を、ボクも実施したいと思います。