名古屋で行われた、「日本一受けたい授業」に参加してきました。二人の講師さんの話は「ドリプラ本選以来かも?」っていうくらいに、泣けました。
先生 その51
どやさん
こと、山田一夫先生は、大阪で格闘塾という学習塾をされています。
名前の響きから、ゴッツくてコワモテなおっちゃんをイメージしていましたが、ご本人は華奢で優しい笑顔の方でした。しかし、子どもたちへの情熱は、格闘家以上に熱い方です!!
格闘塾の入塾条件は、5段階評価で1か2の多い生徒であること、両親との面接で判断することだそうです。一見厳しい条件のようですが、志望校への合格率は100%!
その再生のメソッドは、一言で言うならば基本的なことの繰り返しからだったのです。
その中でボクが「面白いなぁ」と感じたのが、生徒たちに自分のテーマソングを用意してもらうこと。
勉強の前に、自分のテンションがアゲアゲになる曲を流してから臨むという考えです。
音楽のパワーって、無限の可能性があります。
分かりやすいのが、格闘家のテーマソング(あ、今気がついた「格闘塾」ですもんね)、あるいは運動会のBGM。ボクも、朝とかに好きな音楽を聴いてから仕事を始めたら、効率上がるかもしれません。
また、格闘塾で大事にされているイベントに、生徒さんの誕生日というのがあります。
国語の授業として、誕生日前に生徒さんに「両親への手紙」を作文させるのですが、誕生日当日、本人に登場してもらって、作文を朗読してもらっているのです。
そして、ご両親もお子さんへのお手紙を朗読する。もう、イメージしただけで涙が出てきます。
どやさんは、「この瞬間に生徒にスイッチが入る」と言います。「自分の居場所を見つけられた」と。
「子供たちは他人が産んだ我が息子、我が娘」
心から生徒を愛し、感動を与え続けている先生がいることに、手を合わせたくなりました。
そして、ボクは上手に勉強を教えることはできないけど、息子のそばに寄り添って、一緒に考えることを始めてみよう、そんな決意が出来ました。