ここ2,3年で、筆文字のハガキをいただく機会が増えました。直筆の温かみもありますが、筆圧や筆跡から、相手の人柄を感じることができます。来年の年賀状では、私も筆でメッセージを添えることに挑戦します!
先生 その12
二条先生のもとで、長年秘書として支えてこられた若山さん。
華奢で、小柄で、品の良い、大和撫子という言葉をそのまま当てはめたような女性です(残念ながら、和服を着た姿は拝見出来ていませんが・・・)
セミナーの際や、電話の際も、非常に丁寧で、温かみのある対応をしてくださいました。また、彼女は書の大家でもあったようです。
彼女の書を初めて見たのは、二条先生がよく使われている「閾値」という言葉でした。
「えぇ、意外だなぁ」と思ったのが、率直な感想です。豪快な書体で、熱い魂が溢れている書です。
とても華奢で控えめな印象の若山さんからは、想像もつきませんでした。
でも、この書体が大好きなので、今使っているPCの壁紙に使っています(写真上)。お陰で、
毎朝立ち上げたときに、元気をもらっています。
現在は、国際後継者フォーラムを退職されたようですが、私のところにも、ご丁寧にごあいさつのハガキを贈っていただきました。(写真下)
平安貴族の絵巻物のような字です。なんとなく、セミナー会場でお会いした時の若山さんの笑顔が浮かんできます。「閾値」と比べて、同じ人の字とは気づかないでしょう。
しかし、今日デスクの上の大掃除をしていて気付きました。
若山さんの書には、「自分」を慎ましく秘めて、相手に「気持」を送ることに集中されていたのだと思います。あるいは、字や言葉に「表情をつける」と言ったほうがいいでしょうか?
筆文字の効用を、なんとなく悟ったような気がします。
若山さんの字から、筆文字の世界の興味が広がりました。
まだまだ上手には書けないけど、気持ちを乗せる字や文を書けるようにがんばります!