今日はクリスマスイヴ、最近は家族と一緒に過ごしますが、独身の頃は、「彼女と一緒にシティーホテルにお泊まりデート」などと、幻想を抱いたこともありました。
家族、恋人、仲間・・・それぞれの相手と過ごすクリスマスイヴ、共通するのは「一番大切にしたい人と過ごしたい」ということでは、ないでしょうか?
先生 その7
真打ち登場! うちの母ちゃんこと、由紀さんです。
実は私ら、俗に言うところの「できちゃった結婚」でして、出会ってから1年足らずで入籍しました。長男が産まれてから、仲間とパーティーをやったのですが、当時の悪友からのスピーチが最高でした。
「佳正(本名です)の人生最高のツキは、おゆきちゃんをお嫁さんにしたこと。おゆきちゃんの人生最大の失敗は、佳正の嫁になったこと」
はい、まったくもってそのとおり 返す言葉のない、見事なスピーチでした。事実、我々の人生は、彼の予言どおりになっているかもしれません
贅沢をすることもなく、周りの人には謙虚すぎるくらい謙虚で、子どもたちのことも、よく躾けてくれます。気が短くてキレやすい私に八つ当たりされても、じっと我慢してくれています。反面、自分のやりたいことや、欲しいものを語ることは、少ないのです。
煩悩だらけの私から見て、彼女の欲の少なさは、いつも気になっていました。
以前に、「おゆきちゃん、何か欲しいものある?」と質問したときに、「特にないよ」という答えが返ってきて、悲しくなったことがありました。「オレは彼女の欲を我慢させてたのかなぁ?」と・・・。
後継者仲間と飲んだ席でこの話をしたら、仲間からこんな有難い言葉が返ってきました。
「178Rさん、いい奥さんだねぇ。『欲しいものがない』ってことは、『今が一番幸せ』ってことなんじゃないの?」
聞いた瞬間、脳天を稲妻が直撃しました。
おゆきちゃんが自分の嫁であることは、「有難い」ことだったのです。私は「今が一番幸せ」ってことに気付けなかったことを、恥ずかしく感じました。
「周囲にあるあたりまえのこと」に「感謝」しているおゆきちゃんには、「周囲に対するありがとう」が「あたりまえ」のことだったようです。
もう一つ感じたのは、「亭主だったら女房の欲しがってるものを先読みせんかいっ!」ってこと。でも、まだまだ理解が足りないようです。一緒に暮らして12年余りですが、これからも私たちの相互理解アドベンチャー(笑)はまだまだ続きます!
おゆきちゃん、いつも本当にありがとう!
あなたが天国に旅立つ日に、「この人と一緒になれて、私の人生は幸せだった」と思ってもらえるような旦那でいます。これからも、ずっと一緒にいてください!