私の会社は、茨城県の南の端っこにあります。行政機関の関係上、トラック協会、陸運局等々、水戸には事務手続きで行く機会が、月1程度あります。

そして、水戸でお昼ご飯を食べる時間があるときには、つい行ってしまう店があります。


先生 その2

水戸;ステーキハウス「アメリカ屋」


女子プロゴルファーの三塚優子さんが、お気に入りだと言ってらっしゃったお店です。

いわいる「アメリカン」な風格のお店で、スープ、パンorライス、サラダバー、ドリンクがついても\1,200~1,500程度で美味しいハンバーグランチがいただけます!まぁ、通常の昼飯の倍以上の価格なんで、ここに行くのは、自分への「ご褒美」と思って奮発してしまいますが・・・。

でも、ただ美味しいだけでは、ゴージャスランチのためにリピーターにはなれません。このお店、店員さんの気配りが、とても心地いいのです。


大抵は、私一人で入るのですが、初めてこの店に入ったときに「喫煙席の方がよろしいですよね?」と聞いてきたのです。「え、どうして私が喫煙のほうがいいと思ったの?」と聞けば、「Yシャツの胸ポケットが膨らんでいたので、煙草を吸われると思いまして・・・」と、当たり前のようにサラっと答えるのです。

その観察眼の鋭さは、古畑任三郎や、「相棒」の杉下右京に匹敵するのではないでしょうか。


さらに、この店でテーブルに着いてからは、今までほとんど「すみませ~ん」と店員さんを呼んだことがありません。ここの店員さん、急かさず、待たせず、いい間で「お決まりでしょうか?」とメニューを取りに来ます。まさにジャストインタイムとは、このことです!

オーダーしたあとは、サラダバー形式ですから、メインディッシュを待つ間も、退屈しませんし、ライスのおかわり(自由です)も、お皿のご飯がなくなるタイミングで、「おかわりお持ちしましょうか?」と声をかけてきてくれるのです。食後のコーヒーも、ジャストインタイム!しかし、店員さんが無駄に多いわけではありませんし、店内は常時100人ぐらいのお客さんが入れる大きな店です。ここの店員さんは、みんな魔法使いのようです。


以前読んだ「夢をかなえるゾウ」のガネーシャさんの教えの一つに「人の欲しがっているものを先取りする」というのがありました。ホールスタッフの仕事は、厨房スタッフの作った料理(製品・商品)を、お客様に「お届けする」という意味では、我々物流の仕事に共通するものがあります。

「時間通りに運ぶ」ことは、荷主さんからすれば「あたりまえ」のこと。「お客さんが欲しがっているものって何だろう?」ということを考えるヒントが、そこにあるような気がします。

あとは、どう実践するか?また水戸に行ったら、「アメリカ屋」さんのランチを食べながら、考えてみます。前回、迷いに迷って選べなかった「ダブルチーズハンバーグ」を試さないと・・・あれっ?


アメリカ屋の店員さん、美味しい料理と心地いい空間を、いつもありがとうございます。今度は、家族で行くかもしれません。