先日、TVで
谷川俊太郎さんが詩を、
合田里美さんがイラストを描いた
「ぼく」という、
子供の自死をテーマにした絵本。
これを作り上げるまでの
ドキュメンタリーを見ました。
その中で、とても印象的だったのが
谷川俊太郎さんが
「最近の人たちは、物事に対して意味を見つけたがるけれど
意味を見つけることよりも大事なことは
『存在している』ということ」
というようなことをおっしゃっていたことでした。
生きている意味、
存在している意味、
私が私である意味、
意味を見つけられれば、気持ちが落ち着く。
でも、意味が見つけられなかったとしても、
「私はここにいる」
「私は確実に存在している」
「私は私として生きている」
それをただ、無条件に感じて、受け入れていく。
それだけで、尊いことなんですよね。
自分の存在を、
すべての存在を、
ただ感じる。
ただ、受け入れる。
好きじゃなくても、
嫌いなまま、ただただそれを感じるだけ。