もっと通じる英語の発音! by小川直樹

もっと通じる英語の発音! by小川直樹

元大学教授の英語音声学者、小川直樹が、英語発音をよくする練習法、誰でもできる、確実に上達する方法を述べていく。

もっと通じる英語に!
リズム練習に手拍子は適さない⁉

 

 

 

 

英語のリズム練習には、手拍子は

適さないのです物申す

 

前回述べたように、手拍子方式

だと、

 

強=速い、

弱=ゆっくり

となってしまうのです。

 

これ、英語のリズムとなのですおーっ!

 

 

 

英語では、

 

強=長い(ゆっくり)

弱=短い(速い)

 

だからです。

 

英語では、強=ゆっくりで、

弱=速い、となるのは…

 

英語の強弱は、

体積のイメージだからです。

 

強=体積大きい

=長く、はっきり(=質感拡大)

 

弱=体積小さい

=短く、あいまい(=質感わかりにくい)

 

 

例えば、名前動後の単語、desertで

図にするとこんな感じ↓↓

上が名詞の場合、

下が動詞の場合。

 

 

 

 

ところで、

日本人日本の強弱のイメージは…

 

強=速い新幹線前

弱=遅いかたつむり

 

でしょ…叫び

 

実際、拍手で大きい音を出そうと

思えば、

 

手をより速く、勢い付けて動かし

ますよね拍手拍手拍手笑い高速拍手!

 

一方、音を弱く、小さくしようと思

えば、そっと、ゆっくり動くわけで

驚き

 

つまり、日本人は、英語のリズムの

練習をしようとして、

 

本来の英語のリズムと、真逆なこ

とをしちゃうのですガーンえーん汗

 

 

 

手拍子方式は、このように、英語本

来とは真逆なリズムを誘発しちゃう

というわけですガーン

 

日本の英語教育で、長いこと当たり

前のこととして行われてきたことが、

 

よく考えてみると、案外、理にかな

っていない…

 

実は、こういうこと、日本の英語教

育で、けっこうありますよアセアセ汗

 

 

 

 

ただ、それに代わるものを示さない

と、結局、古いものを使い続けちゃ

いますショック汗

 

それが使い慣れたもので、しかも

簡単にできるなら、やっぱり使い続

けちゃいますよね驚きヤバッ

 

 

 

 

そこで、2つばかり、代わりの方法

を提案しましょうポーンォョョ

 

まず、「ラッパー方式ルンルン

 

手(腕)をラッパーのように回しま

す。

 

 

1拍1回転です。

 

これ、拙著『ネイティブみたいに発

音したい!』(研究社)のp.61辺り

に詳しく書いてあります。

 

まあ、実際の動きは下の動画でご覧

ください(コロナ期に作ったものな

ので、マスクしてますけど(笑))ウシシ

 

 

 

 

英語の強勢は、周期性がある

のです。

 

こんな感じ。

 

 

こういう周期性とは、回転によって

作られるのです。

 

だから、ラッパーっぽく、腕を回す

わけです立ち上がるスター

 

実際にボクの授業では、この方式で

練習させていますニコニコ

 

 

 

 

もう1つは、指揮者音譜方式です。

 

これ、強勢の等時性練習と、とても

相性がよいのです。

 

吹奏楽をやっていたような、きちっ

とした音楽の得意な人は、これがい

いかもしれませんよだれ

 

指揮者方式では、拍数に合わせて、

指揮棒を振るように、腕を振るわ

けです。

 

で、このとき大事なのが、文の拍

数より1拍多い拍子数で行うことびっくり

 

例えば、強勢の等時性の練習で、

以下のような例文を扱う場合です。

 

①     BEth     cOoks   lUnch.

②     BEtty will be cOoking potAtoes.

 

文の拍数は3拍です。

 

このとき、拍子で練習しろ、って

わけです。

 

ところで…

4拍子の指揮棒の動きの動画を作って、

インスタに出してみました(笑) ↓↓

 

 

ちなみに、指揮者方式の4拍子の動きは、

3拍の文のリズム練習にはすごくいいで

すょ!

 

 

 

では、3拍の文の場合、4拍子のリ

ズムで練習せよ、ってのは、なぜな

んでしょう?アセアセWhy?

 

英語では通常、文末の拍が伸びるか

らです(ボクの言う「句末原則」

す)。

 

なので、3拍ということは、実際に

は、3.5拍くらいの長さが必要だ、と

いうことですにやり

 

だからこそ、余裕のある4拍子がい

いのです。

 

これだと上の①の文から、下の②の

文に移行するときも、焦らずうさぎのぬいぐるみ

移行できます物申すこれ大事!

 

3拍子では、最後で焦って、速くな

ります驚き

 

最後で急いで、短くなっては英語の

リズムになりません大泣き

 

 

 

 

ちなみに、メトロノームを使うとど

うなるでしょう?にっこり

 

授業で、ペアになって、強勢の等時

性の模擬レッスンをさせたんです。

 

そのとき、メトロノーム(多分、ス

マホのアプリ)を使った学生が報

告してくれました…しょんぼり

 

相手(生徒役の学生)が焦ってしま

って、うまくできなかった、という

ことですえー?汗

 

多分、学習者のテンポよりも速く設

定してしまったこともあるでしょう。

 

また、リズム練習に不慣れな学習者

には、たとえゆっくりなテンポでも、

 

機械的に時間が区切られているた

め、

 

容赦なく急き立てられている叫び

と感じてしまうでしょうアセアセ

 

これじゃ、落ち着いて練習に専念

できませんよね。ぐすん

 

初めのうちは、メトロノームを使わ

ず、学習者の様子をよく見つつ、

 

テンポを合わせてあげるようにする

のがいいでしょう。

 

まあ、そもそもメトロノームの音の

響きでは、拍手方式同様のことが起

こりますショック

 

つまり、メトロノームの、カチッとか、

チンとかピッとかの短い音では…

 

強勢音節は伸ばせないってことですチュー

 

これを使っての練習だと、急き立て

られちゃうので、ただ間に合わすこ

とだけが目的となっちゃいそうです。

 

メトロノームの練習は、ある程度な

れてきた頃にするのがよさそうです爆笑

 

 

ま、そんなわけで、手拍子方式の代

わりとなるのは、ラッパー方式と、

指揮者方式よだれ

 

これらはどちらも、動きがになる

ことがポイントスター

 

つまり、強を長さで表現できるって

ことです。

 

手拍子だと、強がになっちゃうわ

けで、これが問題なのです怒り