朝起きたら部屋の中が1℃でした
窓の外は青空です

一つひとつ思い出しながら
一つひとつ感じながら
水辺のヤナギに登りました

いつもすんなりいかない木の上
足元に広がる まぁるい 大地
私はまだこうして生きてることを感じます

その木を見上げながら
昨日生まれ育った神戸で買ってきた
タルトを食べていたら
小川に白いコサギが歩いてきました

足をぶるぶる震わせて
水面に波紋が広がります

窓の外、ほんの数メートル先のこと
どうしてか ぞくぞくします

ふぅ、と思い直し
4、5日前に確認されたアカハシハジロが
まだいるかな と てくてく歩いて探しに行きました

相変わらず遥か沖にいるんだろうと
北風吹きすさぶ中
望遠鏡をず~っと覗き込んでいたものの
1時間位してもどうしても見つからない

諦めて帰ろうと 帰り際に
近くのカモたちを見ていたら

でんと お馴染みの色合いが飛び込んできました
こんなところにいたの!どうもありがとう とお礼を言って戻りました

近所なのに半年歩いていない農耕地
探しても探しても気になる鳥たちがちっとも見つからない
なにかいるかなぁと
心新たにあるいていると
すぐ近くの後ろの木に ふわっと鳥が止まりました

いないいないと探し続けていたチョウゲンボウ
小型のハヤブサの仲間なんですが
よく考えると新旭で見るのは初めて。
たくさんいるのはよく聞いていたのに
ようやく会えました

そしてミャーミャーという声とふわふわと飛ぶ群れ
タゲリという頭にぴょんと羽のある鳥


今年もおしまい
明日から新旭水鳥観察センター
また変わらぬ、そして繰り返しのない日々が続きます