前回は≪一般質問①≫『市長公約実現に向けての思いと施策推進について』の、大項目1つ目の報告でした![]()
今回は、大項目2つ目の質問についてです。
気候変動に具体的な対策を
SDGs13番目の目標で、気候変動から地球を守るために、今すぐ行動を起こそうというものです。
達成目標の1つには、気候変動への対応をそれぞれの国が国の政策や戦略計画に入れる。
気候変動が起きるスピードを緩めたり、気候変動の影響に備えたり、影響を減らしたり、早くから警戒するための教育や啓発をより良いものにし、人や組織の能力を高めるというものがあります。
近年起きている甚大な自然災害への対策はもちろん必要ですが、大元の原因である気候変動への対策がなされなければ、災害の規模はますます大きくなるばかりで、いくら手を尽くしても自然の脅威には人間は立ち打ちできません。気候変動に対する具体的な取り組みが必要です。
そこで、蓮田市としてどのように気候変動への対応をしていくのか、質問しました。
環境基本計画に沿った、市民・市内事業者への取り組みについて
市民や市内事業者への取り組みを、どう進めていくのか?
本年3月に策定し、2022年度から2041年度までの20年間を計画期間とする「蓮田市第2次環境基本計画」においては、計画の主体を市民・事業者・市の3者と定め、それぞれの役割に応じた取り組みを推進するとともに、互いに協力し連携することが重要である、と掲げているところ。
特に気候変動に関しては、環境目標3「地球環境・脱炭素社会に向け、資源循環型の持続可能なまち」において、地球温暖化対策、気候変動への適応策、ゴミの減量化の3つを基本施策と定め、それぞれの施策において、環境配慮指針として、市民及び事業者の取り組みを提示している。
市民及び市内事業者の方々が主体となる3者の一員として、協力と連携のもとに、それぞれの役割に応じた取り組みを実践できるよう、環境基本計画に基づく取り組みを推進していく。
環境基本計画に沿った取り組みについて、計画を見ると、市民の取り組み、事業者の取り組みとあった。
これらをもう一歩踏み込んだ具体的行動に落とし込んで市民の皆さんに提示することが必要だと思っている。
例えば、基本施策1-3に「緑の整備と保全」というものがあり、市民の取り組みとしては“市に現存する保存樹林の維持管理に協力することが必要”とあるが、では
“市が管理する保存樹林とはどこにあるのか”
“その維持管理に協力する方法にはどんなものがあるのか”
そういうことを例示して一緒に示すことで、分かりやすくイメージして伝えられれば、行動につながりやすいと思っている。
そのような取り組みについてはどのように考えているか。
環境基本計画の推進のためには、市民事業者の方々の協力が不可欠であると認識している。
また、市民事業者、そして市の3者がそれぞれの役割に応じて取り組み、互いに協力連携することが重要であると考えている。
具体的行動を例示することについては、市民事業者の方にとっても、それぞれが自発的に行動し、また継続して取り組んでいただくことにつながっていくものであると考えている。大切な視点であると考えている。
具体的行動を提示していけば、実効性も上がりやすいと思う。
環境基本計画を、市民の皆さんに具体性を持って伝えていただくことをぜひ進めてほしい。
また、それができたからといって、実行してくださるとは限らない。
特に市民や事業者向けの取り組みについては、それらをいかに行動につなげてもらえるかというところまでが市の責務だと感じている。
提案としては、例えば
蓮田市の環境そして地球の環境を守るサポーター養成講座のような人材育成の取り組み。これは、ご協力いただける事業者と一体に取り組めたら、さらに効果的だと思う。
また、環境基本計画の中から市民と市内事業者の目標を抜き出して、市民向けと市内事業者向けの啓発のパンフレットなどを作成し、環境向けのイベントや講座の時に配布をする、
転入時や起業時の配布などを行う、といったことなどはいかがか。
環境基本計画については、確定に多くの時間をかけ、また多くの方の協力のもとに完成した。計画期間を20年間とする、環境に対する総合的な計画。
本計画を具体的行動につなげていくため、また実効性のある計画とするため、ご提案をいただいたが、取り組み例も含め、様々な取り組みについて検討していく必要があると考えている。
市長へ伺う。
気候変動への対策は、地球温暖化をプラス1.5度前後に抑えるために、世界の温室効果ガスの排出量を、遅くとも2025年までに減少に転じさせ、2030年までに43パーセント、約半分に削減する必要があると言われており、待ったなし。
蓮田市の今後の取り組みとして、みどり環境課だけが頑張るのではなく、全庁的にこの地球温暖化防止の観点をベースに置いた施策を打っていただきたい。
その点についての考えと今後の取り組みについては。
環境問題。
これはカーボンニュートラル2030、2050というのがある。それに向かって、国が決めた数値に向かって、1番ちっちゃな自治体だけれども、それに向かっていくのは当然。
榎本議員ご指摘の通り、みどり環境課だけが頑張るのではなくて、全庁的に、これはゴミの問題から何から暮らしそのものであるので、そういう方向でしっかりと施策を打っていきたい。
一般質問①の、次の質問は
陸の豊かさも守ろう
です。
これは、黒浜緑地問題の住民説明会開催前でしたので、
それに関わる事柄について質問しました。
次に続きます![]()
