先日お知らせした、議会報告号の大判“新蓮田”で、一般質問の概要はお伝えしましたが、載せきれなかったやり取りや、資料などはこちらでお知らせします。
12月議会では2つの一般質問を行いました。2回に分けてまとめます![]()
※やり取りは抜粋&要約しています。
榎本
担当部長等
市長/教育長 としてご覧ください。
一般質問テーマ①
子どもから大人まで楽しめるスケートパークを
私が今回質問したのは、子どもから大人までが楽しめる、スケートボードができる「スケートパーク」の蓮田市への設置についてです。 スケートボードは、1940年代のカリフォルニアが発祥とされ、今や世界各国の子供から若者、大人まで絶大な人気のあるスポーツです。東京2020オリンピックの正式競技にもなり、全国的にスケートボードを活用した取り組みがなされています。
しかしながら、日本にはまだその専用施設の数が絶対的に足りず、その需要が高まっています。市内の愛好者からは「危ない、うるさいと言われ、滑れる場所がなくて困っている」という切実な声があり、他市町の状況を確認すべく、杉戸町・鴻巣市・加須市にある公設スケートパークを視察し、議場配布資料で紹介しました。
議場配布資料①~③
(1)スケートボードを通じたまちの活性化について
スポーツ競技としての市の認識
スポーツ競技としての市の認識は。
オリンピックをきっかけとして、市内でもスケートボーダーがさらに増えていくのではないかと認識している。
公設スケートパークが市内にない現状では、市としては、スケートボードはどこでやってほしいと考えているか。
市内に公設スケートパークがない状況で、大変ご迷惑をかけており、申し訳なく思っている。道路等だと危険を伴うため、近隣の杉戸町にある施設が、利根広域行政において、相互利用できるということで、そういったところを想定している。
スポーツ振興計画としての位置づけは。
蓮田市第5次総合振興計画の中で「地域のスポーツ団体への支援や助成」を行っている。現在スケートボードについては、愛好者によるスポーツ団体の情報がない状況。
スケートボード愛好者が集まって、スポーツ団体等の設立や、市のスポーツ団体への登録があれば、市としての支援・助成を行うものであると、その可能性に言及しました。
(2)青少年健全育成の場としての可能性
若者のストリートカルチャーから発祥したスポーツのため、競技を行う選手たちがとにかく若く、10代後半が「ベテラン」と呼ばれることもある。青少年健全育成の場、としての観点で、市として公設のスケートパークの建設が、どのような効果を生むと考えるか。
誰でもスケートボードをのびのびと楽しめるように、まずは公園としての一部や、調整地などで、スケートボードに特化した広場があると良いのではないかと考えている。そのような場から、愛好家が集まり、ルールを守りながら使用させることで、青少年の育成にも通じて参るのではないかと考えている。
世間一般的にいう、スケートボードのイメージというのは、「不良がやりそう」とか「怖い」という、マイナスなイメージが強いが、スケーターの方たちと話してみると、気さくな方も多く、何よりも、何度転んでケガをして痛い思いをしても、諦めずに技にチャレンジしたり、やり抜く努力家であるということが言える。
また真摯に取り組んでいる方ほど「ルールを守ってやること」の大事さを語られていた。それを次の世代のスケーターに伝えていくことができるのが、気持ちのわかる自分たちだ、とおっしゃっていた。
もう1つ、若い世代特有の、多感な時期の子どもたちの居場所、という役割も紹介しました。
今年9月の長崎新聞の記事で、2人の女子高校生が、中学時代に不登校になったものの、スケートボードと出会い、自分の居場所を見つけて、学校にも通えるようになり、将来の夢を持てるようになった、というものです。
不登校の理由は、いろいろな理由が混ざり合っている場合も多く、本人にもその理由がわからなかったりしますが、興味を持ったことに夢中になり、とことんやれる場所があることで、自信がついたり、その子なりの次のステップが見えてくることがあるようです。
スケートボードを気兼ねなくのびのびと滑れる場所というのは、そうした若者たちの居場所にもなり得るのではないかと思っています。
不登校乗り越え、夢語る スケートボードが2人の「居場所」に/長崎新聞記事より
(3)今後の取り組み
候補地について
候補地は。
近隣の市町に問い合わせをしたところ、公園の一部や調整池を利用し、スケートパークとして整備や設置をしているところが多くある。スケートパークを整備するには、いろいろな条件を勘案し、候補地を検討しなければならないので、関係各課で協議をする必要がある。
ハストピア裏にある、多目的グラウンド横の第4駐車場(議場配布資料③の下段④参照)を提案する。約2000㎡あり、市の土地である。
ちょうど新幹線の高架下に位置しており、新幹線が通る音のこともあり、住宅地もそこまで近くにはない。トイレも自販機も駐車場もあり、夏の暑い日でも、体育館による日陰があるため、条件はすべてそろっている。ここなら、わざわざスケートパークを作るために、土地の取得費用は必要なく、新たにパークを作るのにくらべて格段に予算が少なくて済む。
この第4駐車場から、近隣住宅地までの距離はどれくらいか。
一番近い住宅地までの距離は、元荒川を挟んだ反対側に住宅があり、地図上で測ると概ね200mくらいであると考えている。
この場所は、文化とスポーツの総合拠点として、市内でも位置づけられている場所。バスや自転車などで子どもたちも来やすく、例えば、親がパルシーやハストピアを利用している間に、子どもたちはスケートパークで遊べる、といったことも考えられ、施設利用増加も見込める。また、鴻巣市のスケートパークでは、自動販売機の売上が、ばかにならない位の売上になっているとのこと。
交流人口の拡大、施設利用促進、市の収入確保という観点でも、市としての計画に沿う、土地の有効活用だと考えるが、見解は。
総合市民体育館が建築26年経過をしており、第5次総合振興計画でのスポーツ整備事業に基づき、大規模改修やサブアリーナ建設など、今後どうするかを検討している状況。
周辺施設の再整備については、まずはこの事業をやりながら、合わせて考えていかねばならない。周辺施設に何が必要かを考えるには、市民からもいろいろ要望もあるので、今後関係各課と協議を図りながら調査研究を進めていきたい。
競技振興への取り組み
競技振興への取り組みは。
文化スポーツ課としては、その競技団体へ必要な会場の提供や支援などを通じて、競技振興を図っている。今後、各種の団体や個人の方々からは、支援について文化スポーツ課へのお問い合わせがあることも想定している。
公設スケートパークができて、市の支援もあれば、スケートボード愛好者のすそ野が広がり、プロになりたいと夢見る子も出てくるかもしれません。実際、日本を代表する世界的スケーターの堀米雄斗(ほりごめゆうと)さんや、日本人初の世界女王である西村碧莉(にしむらあおり)さんなど、続々と日本人プロスケーターも誕生しています。
日本人スケーターのビッグネームがコラボレーション!(スケートボード&BMXスペシャルパフォーマンスショーpowered by YBP)
/FINEPLAY HPより
市民・地域の理解を広げる取り組み
地域の理解なしには、なかなか進められないため、良い方向へ向かうような取り組みは率先して行っていくべき。市民・地域の理解を広げる取り組みは。
スケートボードをする場合、下がコンクリートやアスファルトのように固くないとできないことや、スケートボード専用に行う場所が必要。その際、課題としてスケートボードの音が響くことで、近隣にご迷惑をおかけすることが考えられる。また、駐車場の確保なども課題。
スケートボードについては、まずは愛好家の集まりから始まり、ルールを守りながら親しんでいただくことで青少年の育成にも通じていくものと考えている。
さらに、団体として市の体育協会、スポーツ少年団、レクリエーション協会等に所属していただけると、すでに加盟している団体と同じように市民に認知され、理解も深まる。
また、大会やイベントを開催する場合は、ほかの団体と同じように必要な周知等は可能。
いずれにしてもスポーツ団体・競技団体として活動するようであれば、市にご相談いただければありがたい。
音が響くことは課題。これについては他市事例を参考に、利用時間を工夫することが1つの解決策となり得ると考える。
他市事例によれば、スケートパークが設置された後、民間施設との連携による、スケートボードの魅力を伝えられるコンテストや発表の場の企画や、それに絡めてフリーマーケットやキッチンカーを呼ぶなど、地域の方も楽しめるようにするイベント開催などを通して、お互いの理解を深めている。また、地域のクリーン活動への参加など、地域コミュニティに役立つ取り組みも、お互いの理解を促す役割を果たすものと考える。
スケートボードに対するマイナスなイメージを払拭し、オープンな雰囲気で相互理解を促すように配慮することは、結果的に、スケートボードによる青少年健全育成効果をさらに促し、市内での危険行動の防止や、モラル維持につなげていけるものと考える。
教育長へ伺う。スケートボードを通した青少年健全育成の観点、そして市民の新たなスポーツ振興の場としての観点をご紹介したが、教育的見地から、公設スケートパーク設置の意義についてどのようにお考えか。
多くの方々が楽しむスポーツの種類というのは、かつてと比べて大変多様になっていると感じている。バスケットの3オン3、あるいはフットサル、あるいはボルダリング、カヤック、また障がい者の方々が取り組むボッチャなど。スケートボードも年齢に関わらず、多くに愛好されるスポーツになってきたことはよく感じている。若い方ばかりではなく、ある程度年齢がいった方も参加しているのを目にしているし、その方々同士の交流も非常に盛んに行われている様子も目にしている。そういう意味では、幅の広い愛好家が増えているスポーツの1つであろうと思っている。
近隣の市町においても、スケートパークを設置する状況が見受けられるところ。ある程度の騒音も予想されるし、車で来られた方の駐車スペースも必要となることもわかっている。また万一の事故の際に、対応できる体制の整備も必要であろうと考えている。
今後は設置場所の検討、他の運動体育施設、サブアリーナの建設もあり、それらも進めながらという形にはなるが、研究をしていかねばならないなと思っている。スケートパークに限らず、バスケットボールの3オン3をコートを増やすとか、あるいは市内の公園に、バスケットのゴールだと1個でもやれるので、そういうものを増やせないかとか、あるいはフットサルの競技場も本市はないので、それらも考えなければならないし、他議員からも指摘があったように、パルシー周辺に、外で子どもたちが様々に運動したり、スポーツ団体が運動するときの予備グラウンド的なものも考えなければならないし、それらも含めながら総合的に研究を進めてまいりたいという風に考えている。
市長へ伺う。人が集まる場、特に若者が集まる場を創出する取り組みを積極的に仕掛けていくことが、これからの蓮田市の発展にも寄与するものと考える。子どもから大人まで、気兼ねなく楽しめる、公設スケートパーク設置についての所感は。
必要性、効果については熟知しているところ。杉戸・加須・鴻巣の先進事例もあり、また東京オリンピックの正式種目にも位置付けられており、そういう意味ではまさにスポーツの1種目ということであり、そのことの将来性への重要性はまさにスポーツとして通用するもの。お互いに理解できるテーマではないかと思っている。
さてそれをどう蓮田で実現していくかだが、パルシー&ハストピアの北側、新幹線との間、砂利敷きの駐車場もあり、また多目的グラウンドの北側にはさらに、雑草地の相当な余剰地もあるし、その利用の仕方によっては、作り方にもよるが、十分可能なのではないかと思っている。
ただ教育長の言うように、先般の他議員の質問で、パルシー周辺の整備の仕方とかいろいろあり、バスケットとかフットサルとか、更に種目が拡大しており、スケートボードが薄くなってしまうかもしれないが、私自身の認識の中では、オリンピック競技の種目に位置付けられている、これで十分なのではないかと思っている。これをどう蓮田の中で活かしていくか、なるべく時間をかけないで移管していくか、その作り方ですね、騒音も出ますし、対策を講じながら検討すべきものだと思っている。
この質問に関しては、前から榎本議員からいろいろご提案いただいており、共産党議員の提案としては、職員時代を通じて、考え方が非常に印象深いというか、素晴らしいご提案ではないかと思っている。前向きにご検討させていただく。
市長からは、非常に前向きな答弁をいただきました
課題の克服も含め、担当課とは引き続き、状況を確認していきたいと思います。
また、市内のスケートボードの愛好者の方々が集まって、市で認識・支援していただけるような形にしていく取り組みも必要です。
若い人たちが、心おきなくスケートボードを滑れる場所が作られれば、また1つ、「蓮田市に住んでよかった」と思ってもらえる魅力が増えます。引き続き、公設スケートパーク設置に向けて、みなさんと一緒に動いていきたいと思います。



