12月定例議会が終わりました![]()
追加議案を含めて、議決事項について、一部概要をお知らせします![]()
議決事項(一部概要)
少人数学級の実現を求める意見書
日本共産党市議団として、議員提出議案「少人数学級の実現を求める意見書」の、国への提出の提案をしました![]()
全会派の議員へ働きかけ、みなさんのご賛同をいただき、可決されました![]()
原文は以下の通りです。
国では先日、『義務標準法(公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律)』の改正が決まり、“来年度から5年後までに、小学校を35人学級にする”こととなりました。小学校全学年での学級規模の一律引き下げは、実に40年ぶりのことです。
これは、全国知事会など地方自治体、校長会や教育委員会の全国団体が求め、全教をはじめ教職員団体や保護者、多くの教育研究者、市民による粘り強い運動があったからこその、みんなで作り出した重要な前進です![]()
しかし、欧米諸国の流れは20~30人学級です。「小学校だけ、35人を5年かけて」とは、まだまだ不十分です。中学・高校にも広げ、まずはすみやかに30人学級にしていくべきです。
9月議会の一般質問で、市の現状も含めて詳しく取り上げていますので、良かったらご覧ください![]()
議員の“審議会報酬”見直し
市議会議員が、市の特別職職員(日額報酬のもの)を兼ねるときは、その報酬は支給しない、ということが決まりました。理由は「行政経費削減」です。
昨年9月議会に「議員が審議会等へ出席した時の報酬等に関する条例改定案」が、他会派から出されましたが、精査すべき点が多々あり否決されていました。日本共産党は、その趣旨は速やかに実現すべきと考え、同年12月議会の会派代表者会議で条例案を提案していました。その後、私も参加している「議会改革特別委員会」で、重点課題として優先的に議論を重ね、今議会において、議員提出議案として提案されたものです。
ひとり親世帯臨時特別給付金(再支給)
新型コロナウイルス感染症の影響で、子育ての負担増加や収入の減少が生じているひとり親世帯への支援として、特別給付金(基本給付+追加給付)が支給されていましたが、新たに再支給が決定しました。
第1子 50,000円
第2子以降 30,000円
※原則、年内に支給対象者の口座へ振り込み予定
12月11日時点で基本給付を受けている、または申請をしている方は、あらためての申請は不要です。それ以外の方は、2021年2月28日までに、必要書類を子ども支援課まで提出することで、支給を受けられます。詳細は市のHPに載っています![]()
討論
12月議会の最終日に、日本共産党を代表して、一部の議案に「反対討論」と、問題提起をした上での「賛成討論」を行いました![]()
※討論は、採決の前に各議員が任意で行うことができ、議案に賛成・反対の主旨を「議場」という公的な場において明らかにするものです。(会議録にも残るものになります)
1つの議案には様々な内容が含まれており、賛成できるものも反対するものも両方あったりしますが、最後には総じて、賛成か反対か、どちらかの意思を採決で示さなければなりません。そのため、その議案のどの点について賛成・反対なのかを示したり、議案の問題点を明らかにするために、討論を行います。日本共産党は、いつも必ずこの討論を行うことで、特筆すべき賛成・反対事項を明確にするようにしています。
また日本共産党は、国会議員団や県会議員団があり、国・県政が市政に与える影響という観点から問題提起ができるため、市の努力だけでは厳しいこともあえて指摘し、ボトムアップで政治を変え、市民の暮らしを国・県の不条理な政策から守るために市へ提言しています。
今回、私が行った討論は4議案で、概要は以下の通りです。
※長いので、お時間ある時にご覧ください![]()
反対討論
議案第91号「蓮田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例」
国民健康保険税の課税限度額(税の最高支払額)
が引きあがります。これは被保険者にとっての
負担軽減に逆行するものです。
医療分 61万円
63万円へ
介護分 16万円
17万円へ
合計 96万円
99万円へ
そもそも国保は、低所得者が多く加入する一方、保険税の負担率が一番高いという
構造的な問題を抱えています。
今回の改正により、新たな課税限度額に達する
世帯の所得状況を見ると、、、
所得に占める国保税負担の割合
国保・・・約10%
これに対し、その他の医療保険制度を見ると、
組合健保・・・5.8%協会けんぽ・・・7.5%
その差は明らかです。
また、2019年度は、1人あたりの
医療費が38万5,955円となっており、
そのデータを参考に計算した場合、
保険税を加えると医療関係だけで
所得の約12~15%を占めます。
重すぎる負担です。
医療保険制度間の公平性からいっても、
入る保険によって医療にかかる負担に
差が出てしまうことは問題です。国保
への財政支援こそあれ、課税限度額の
引き上げにより、被保険者の負担軽減
にこれ以上逆行することは認められま
せん。よって、日本共産党は反対しました。
議案第105号「令和2年度 蓮田市一般会計 補正予算(第8号)」
議案第107号「令和2年度 蓮田市後期高齢者医療 特別会計補正予算(第3号)」
この2議案は関連しているので、一括
して反対討論しました。
後期高齢者医療保険制度を始めた当時、
多くの国民からの批判を受けて設けら
れた、保険料の軽減措置である「軽減
税率特例」が、2017年度から段階的に
縮小・廃止され、被保険者の負担が増
加しています。
①低所得者への特例軽減
【所得割部分】
2017年度 5割軽減
2割軽減へ
2018年度 2割軽減
軽減なしへ
【均等割部分】
2019年度 9割軽減
8割軽減へ
2020年度 8割軽減
7割軽減へ &
8.5割軽減
7.75割軽減へ。
②『元被扶養者(他医療保険の被
扶養者であった方)』への特例軽減
【均等割部分】
2017年度 9割軽減
7割軽減へ
2018年度 7割軽減
5割軽減へ
2019年度 5割軽減
加入後2年経過
の月まで5割軽減、それ以降は軽減なし
被保険者の平均所得が10年前より
約5万円低下していると言われる中、
さらに、現在1割の窓口負担を、2割
に増やす国の方針が決められ、コロナ
感染拡大のもとで、いかに高齢者の命
と健康を守っていくのかが問われてい
るさなかに、負担を引き上げることは、
あってはならないことです。
こうした状況をふまえ、保険料の
「軽減税率特例」縮小・廃止に対応
するための、システム改修にかかる
歳入・歳出を含む、今回の補正予算案
には、賛同できません。
賛成討論
議案第92号「蓮田市指定居宅介護
支援等の事業の人員及び運営に関する
基準を定める条例の一部を改正する条例」
この条例改正案は、厚生労働省令の
改正に伴うもので、訪問介護のサービス
の質を向上するために「事業所の管理者
要件を、主任介護支援専門員(=主任
ケアマネージャー)とする」ことを定めた
ものの、なかなか人材確保ができない状況
から、経過措置期間を設け、猶予するもの
です。
ではなぜ、人材確保ができないのか、それには理由があります。
主任介護支援専門員(以降、主任ケア
マネージャー)
【主な仕事】
介護支援専門員(以降、ケアマネー
ジャー)のまとめ役
新人ケアマネージャーへの指導・育成
ケアマネージャーがケアプランを
作成する際の支援・相談
地域課題の発見、解決に取り組む
(地域の福祉向上) など。
【主任ケアマネージャーになるためには】
資格を取得するには一定の実務経験
が必要(ケアマネージャーよりも高度
なスキルが要求されるため)
専門の研修を受講(知識を身に付け
るため)
12日間という長い過程が必要
(埼玉県の場合)+5年ごとに
更新研修(8日間)が必要
そもそも介護職の報酬が一般労働者
平均と比べて少なく、慢性的に人材
不足の事業所ですから、特に代替要員
のいない小さな事業所ほど、受講は
難しくなります
加えて、受講料が46,000円~49,000円と高額で、事業所が負担する場合もある
とのことですが、原則個人負担です。
県からの補助金も1万円程度に
とどまっており、研修のたびに大きな
負担となります。
ここまでして主任ケアマネージャー
になっても、居宅介護支援を行うこと
に対する介護報酬は、ケアマネージャーとの違いはなく、職員の資格取得への意欲は総じて消極的であると言わざるを得ません。
市内でまだ、管理者が主任ケアマネー
ジャーでない、6事業所においても、
こうした理由により
「主任ケアマネージャーを確保したく
てもできない」という状況が想定されます。
主任ケアマネージャーを管理者として
確保できない事業所は、
指定取り消しとなってしまうので、
あと5年後に団塊世代が75歳を迎え、
今後ますます需要が増していく、
居宅介護支援事業所が閉鎖してしまう懸念が生じます。
実際、12月3日、東京商工リサーチのデータ
によれば、2020年1月から12月2日まで
「老人福祉・介護事業」倒産が112件
に達し、介護保険法が施行された2000年以降
で、最多件数を更新しました。従業員5人未満の事業所、負債1億円未満の事業所など、小規模事業者や零細事業者を中心に推移しています。新型コロナの影響や人手不足などで先行きが
見通せず、廃業を決断するケースも増えて
おり、休廃業・解散も年間最多の
2018年の445件を大幅に上回る可能性が高いそうです。国や金融機関などの新型コロナ支援で踏みとどまっていましたが、
コロナ支援効果が薄れ、介護業界でも息切れ
の兆しがうかがえます。
コロナ禍で感染防止のため利用手控えが増え、
売上高が落ち込む一方、費用負担が高まり、
さらに第三波が襲来し、再び老人福祉・
介護事業者は難局を迎えています。追加支援
や2021年度の介護報酬の改定状況によっては、
倒産や休廃業・解散がさらに加速する可能性も出てきており、市民としても、今後を思うと安心して年を重ねることができません。
これらの問題に対し、市としてもできる限りの
支援をすべきと考えます。
単に状況改善を促すだけでなく、研修受講料の
補助や、研修受講期間中の人員補填にかかる経費などの実質的な支援が必要です。また、県に対しては「地域医療介護総合確保基金の効果的な活用」や「研修の
受講要件の柔軟化」、「研修受講中の
代替職員派遣」なども求めていくべきです。そうした支援を行った上で、なおかつ、今条例で定めるように、市内ですべての事業所が要件を
満たし、より良い介護サービスの支援を持続
できるよう、事業所管理者の要件緩和と猶予期間の更なる延長は必要と考えます。
よって、問題点を指摘した上で、
日本共産党は議案第92号に賛成の立場です。
