6月1日からの小中学校再開を前に
新たな声がいろいろ寄せられましたので、
あらためて教育長・学校教育部長と懇談をしてきました。
榎本なお
教育長・学校教育部長
として、概要をお知らせしたいと思います。
※ここで載せている資料画像は、懇談時には提出していません。
私の意見を補足するための参考資料です。
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学校再開に関して
保護者や市外の先生をしている方からのご意見があり、伺う。
Q1. 誰が学校再開を決めているのか?
Q2. 市内での感染者が出ているのに、なぜ県のモデル(※)に則さず、急いでいるのか?
Q3. 授業時数確保の観点ばかりのように見え、これでは詰込み授業となり子どもたちが
疲弊してしまう。土曜授業はやり過ぎではないか?夏休みの授業数を考えると、卒業
学年以外は必要ないのでは?
(※)
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A1.校長会などから意見を集め、市教育委員会で決定している。
A2. 県立学校(高校)では、分散登校もしていなかったので、この6/1再開からがスタート。
蓮田市では先んじて、分散登校を積み重ねてきており、
県よりも先に通常登校が開始できると判断。また、市内学童や保育園はこの緊急事態
宣言下でも、感染者を出さなかったことも1つの判断理由。そして実際、学校を再開して
ほしいという保護者の声もある。
A3. 実は、土曜授業の実施回数は、余るように設定した。そのことにより、1回あたりの授業
にゆとりを持たせることができる。詰込みにならないような配慮の結果として理解して
もらいたい。国は、コロナにより年間指導計画を減らすようには言ってきていないため、
計画は変わらず実施する必要があり、しかし教師や生徒の負担を考え、毎週ではなく
隔週土曜日の設定とした。年間での土曜授業日数をあらかじめ設定したのは、そのこと
により教師も年間計画が立てやすくなり、逆に設定せずにおくと、決定次第では指導計
画を作り直さなければならなくなり、教師の負担も増えることを懸念した。中3など卒業
学年以外は、授業は必ずしも年度内ではなく、終わらなければ2年かけてやることも
想定している。
感染第2波も懸念されており、重ねて伺う。
Q4. 再度の休校措置の基準は?
Q5. 登校自粛する子どもたちへのフォローは&学びの保障は?
Q6. これから夏に向けての暑さ対策は?換気やマスクとの兼ね合いは?
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A4. 基本は、既に皆さんに周知されている基準。一部変えている部分もあり、
校長には伝え済。
児童生徒に感染者が出た場合には、再び休校となる。
A5. 通常授業でも、ワークやプリントの活用をしてほしいと教師には伝えている。
登校を自粛する生徒にも、自宅で同じようにワークやプリントを使ってもらえる。
また、クラスごとのメールアカウントを準備中。ファイル添付等検証の上、実施できれば、
担任と親がクラウド上での課題のやり取りなどが可能になる。
A6. 学校ではクーラーの使用制限はかけていない。低い温度を保てると考えているが、
換気もするため、ある程度は暑さは回避しがたい。熱中症が懸念される場合には、
マスクをはずしてもよいとする対応も致し方ないことと考えている。
また、雨天時の換気を懸念している。現在、吹き込み防止対策を検証中。
桶川市では、しばらくは先生と親との個人面談を任意で行うことも計画されている。
家で大変な思いをしていた子も多く、子どもたちの心のケアにも重点をおいてほしい。
[参考資料「学校再開後に子どもたちと向き合う先生方へ」~埼玉県HPより]
感染対策について
職員室等、子どもがいない場所ではマスクをはずしている先生方も多い、との
保護者からの声がある。
市教委としては、前回の校長会でその件については注意喚起を行っており、あとは
各人のモラルの問題や、個人的な事情(マスクするとかぶれる等)にもなってくる。
市教委としては、しっかりマスクを着用してもらいたいと考えている。
感染対策を徹底とはいっても、個人によって捉え方や対応がまちまちになってしまうことが
問題。細かい対応方法は。
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座席の間隔をあける
通常言われているような1~2mの間隔をとることは、正直難しい。ただし、3密を避ける
意味合いというのは、3つの条件が揃うと感染率が高まる、ということであり、換気を行い
3つの条件を揃えないように配慮するように伝えている。
各所の消毒
養護の先生が定期的に(午前1回、午後1回)アルコール消毒を実施。また、各担任も
子どもたちが帰った後など行っている。
分散登校を行わないのはなぜか
行えるだけの場所(教室)と、対応できる教師の人数がいないことが理由。
手洗いの徹底
教師が指導し、行わせることは可能だが、蛇口の数の問題がある。現在は水道を
使わなくても、ペットボトルを利用した工夫で手洗いができるように検討中。
次亜塩素酸水の取り扱い
全教職員で把握するようにしている。蓮田市では学校の玄関に「大型次亜塩素酸水加湿
器」を設置、また各教室に「小型次亜塩素酸水加湿器」を設置しており、それはかなり空気
中の殺菌に効果的であると考えている。
次亜塩素酸水は、アトピーなど人体に有害との情報もあるが?
理解しており、噴霧器の周辺には「近づかないこと」としており、直接噴霧に触れないよう
に指導している。濃度も、消毒作用のある最低限の20~30ppmにしている。
その他の感染対策は。
感染リスクのある雑巾の代わりに、手をつかわずに絞れるモップを発注済。
フェイスシールドの検討などもしている。
学校再開における感染対策を、県の「彩の国 新しい学校生活 5つの安心宣言」を参考
に、子どもたちの目線で場面設定をし、それぞれ子どもたち自身もシミュレーションできる
ような資料作成・指導をしてもらいたい。(登校時、教室内、休憩時間、給食時、部活動時、
など) 大人がしっかり対策を行っていくことはもちろんだが、自分たちの身は自分たちで
守れるようになることはとても大事だと思っている。
有効だと思う。指導に活かしていきたい。
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懇談後、物理的に不可能なこと以外は、
できる限り感染対策を行おうとしてくれていることはわかりました。
できることとできないことは、正直に示していただけたので、逆に安心できました![]()
ただしどこまで対策をしても、感染の可能性はゼロではない、ということは
肝に銘じておかなければと思っていますし、
市教委が提示した感染対策が、どこまで各小中学校において実施されているかの確認は、
市教委としても行っていくべきだと思います。
今後も確認をしていきます。
授業については、とにかく子供たちや先生たちの負担を配慮しての決定であることが
伝わってきました。
しかし実施していく中で、各校での状況は常に確認し、
必要であれば柔軟に変えていくことは求めたいと思います。
私も中学2年生の子どもがいますが、
しばらく様子には気を付けてあげたいと思っていますし、
気が付いたことは先生とも共有して、改善していけたらと思います。
ひとつ、懇談を振り返って私が一番気になったことは、次亜塩素酸水の噴霧でした。
参考までに、食中毒の原因となる大腸菌やサルモネラ菌、黄色ブドウ球菌や、
インフルエンザウイルス、ノロウイルスに対する有効性は、科学的には確認されており、
医療施設や飲食関連の店舗など、積極的に次亜塩素酸水を用いることがよいと
されているようですが、医学的にはそのエビデンスが得られていないようです。
次亜塩素酸水は、優れた殺菌消毒効果を持っているようですが、
医薬品としては認定されていないため、
薬事法上では「除菌消臭」としか表記ができないそうです。
また医薬部外品でもありません。
また直接吹きかけての使用と、空中への噴霧による呼吸器への影響などは、
その安全性が異なるということも考えられます。
巷の専門家同士でも、意見は分かれているようです。
専門機関による人体への安全性についての早期検証が望まれます。
現在、保育園や学童では使用されており、担当課に確認したところ、
子どもたちの健康に害があることは報告されてはいません。
これから再開する学校でも使われる予定ですが、
エビデンスがない中で、市としてこの取り扱いをどうするかは、
再度確認していきたいと思っています。







