前回の記事はコチラ↓
前回に引き続き、視察状況のご報告です。
業者が集めた災害ゴミは、
一旦いくつか指定された仮置場へ持ち込まれます。
その1つがこちら「物見山仮置場」です。![]()
物見山は標高135m、山麓一帯を物見山公園として
東松山市が都市公園として整備・管理をしています。
約4万本のツツジで有名な山ですが、
こちらの駐車場を災害ゴミの仮置場として使用しています。
駐車場いっぱいに広がるゴミの山
グラスウールなどの家の断熱材が山と積まれていました。
おそらく浸水した家々の壁や天井に使われていたものだと思われます。
建材、木材など。
ずらっと粗大系ゴミが連なります。
家電類
瓦など。
スプレー缶、蛍光管、危険物、タタミなど。
このタタミは水を含んでおり、1枚あたり50kgほどの重さにもなるそうです。
運ぼうとするとぐにゃんと曲がり、運び込むのも大変な作業で、
しかも濡れたまま置かれているため、異臭も漂っていました。
普通は、置いておけば土に還るものですが、
最近のタタミの中心部分は、ポリエチレン等で出来ているものもあり、
土に還らないものもあるのが問題だそうです。
また、焼却炉で焼こうにも、濡れていて燃焼効率が悪いため、
あまり受け入れたくないもののようでした。
この仮置場は事業者専用のもので、一般の方が持ち込む場所と分けています。
これは、事業者がゴミを置きにいくのに、
一般の方と一緒に長い列に並ぶことがないよう、
災害ゴミの回収効率を上げるためで、動線を分けるための工夫とのことでした![]()
県内各市町村では、もともと"災害廃棄物処理図上訓練"というものを随時行っており、
迅速かつ的確な処理ができるよう、研修および訓練を実施するものです。
昨年はちょうど東松山市が会場でしたので、
そうした訓練が実際に活きたのではないでしょうか。
県の災害廃棄物処理指針によると、発災後の対応はこうなります
※埼玉県災害廃棄物処理指針より一部抜粋
災害廃棄物処理を円滑かつ計画的に実施するため、初動期、応急対応期、復旧・復興期の各段階における災害廃棄物処理の時系列的な対応フローを想定。
具体的には。。。
- 初動期(発災~数日間)
地震や水害において大量に発生したがれき等で道路が塞がれることから、人命救助や緊急輸送等の確保のため、がれき等の災害廃棄物は緊急性の高い現場から順に撤去・搬出を行い、一次仮置場に搬入を開始する。 - 応急対応期(発災~3か月程度)
災害廃棄物の状態を確認しつつ、災害廃棄物処理実行計画を策定する。可能なものから二次仮置場へ搬入して分別・選別等を行い、できる限り再生利用するよう努め、再生利用が困難なものは焼却処理、埋立処分を行う。 - 復旧復興期(発災後3か月~3年程度)
現場からの撤去・搬出を1年を目途に完了させ、仮置場を順次閉鎖、原状回復するとともに、最長3年を目標に仮処理施設がある場合はその解体まで完了できるよう進捗を管理する。
その1で出てきたこの写真![]()
![]()
被災しているのにゴミの分別![]()
という方もいらっしゃるかもしれませんが、
災害ゴミを速やかに生活の場から片付けるためにも、
分別は大事な作業になります。
上記の2.応急対応期にも書いてあるように、
できる限りゴミを減らし、焼却&埋立へと次のステップへ速やかに移行できるよう、
日頃から分別をし慣れておくことは、いざという場合にも大変役立ちます![]()
その3へ続きます![]()








