人は、様々な事情を抱えている。
鬱病、対人恐怖症など。
しかし、大災害が起これば、みんなで協力し合わなければ生き残れない。
最低限として、近隣や他者に自分から笑顔で挨拶する、話し掛けられれば笑顔で答える、ということはやっておこう。
普段から、鬱病や対人恐怖症であることを公言しておくのも良い。


僕と家族は、一年365日・一日24時間いつでも災害は起こり得ると想定して生活している。
生き残るために、服装に関して特徴的な意識を持っている。


① パジャマは着てはいけない


僕は阪神大震災時、パジャマで外に放り出された。極寒の中、ウイルスや様々な菌に冒され、死の淵をさ迷った。
就寝時であっても、ジャージにトレーナー、カットソーなどの、いつでも避難所に行ける軽装が望ましいと分かった。

僕と家族は、昼夜関係なくジャージを穿き、伸縮性のあるトップスを着用している。


妻は、就寝用ブラジャーを昼間も着用している。都会に出る時も、ジャージに見えないジャージを穿き、体の動かしやすさを重視して服を選んでいる。


僕もスーツを選ぶ時は、体の動かしやすさを重視して、トレンドは無視している。


避難所では体力勝負だ。他者の介護をしなければならない局面はある。
伸縮性のない衣類では、介護がはかどらない。


大災害では、どんなことも起こり得る。


若い私は常に介護する側だと思っているかもしれないが、大災害では、貴方が高齢者に介護されることだって有り得るのだ。
介護した事のある人なら分かるだろうが、伸縮性のない衣類を着ている者を介護するのは骨が折れる。
着替えが大変。
若い者が高齢者を介護するのさえ大変なのに、その逆となると地獄と言ってもいいだろう。
介護されやすい服装をすべき。



② 歩こう会スタイル


バッグはどういうのがいいかというと、歩こう会スタイルのようにリュックが望ましい。
僕と家族は、どういった局面にも対応できるように、タスキ掛けショルダーをリュックに入れて持ち歩いて

いる。
ウエストバッグを入れてもいい。



よく「災害なんか考えて服を選んでいたら、おしゃれができない」「災害を想定して暮らすのは毎日が楽しくない」「人間、死ぬ時は死ぬんだよ」と言われる。


僕と家族は、常に災害を想定して緊張感のある生活をすることが、おしゃれだと思っている。
子どもを生き延びさせてあげたいし、みんなで生き残るという意識のもと家族が一丸となれて、ある意味、毎日が楽しい。

何の緊張感もなく飲んべんだらりんとしたり、パチンコやカラオケに行って無為に過ごすより、よっぽど実りのある生活だと思っている。