こんにちは!

 

 

池谷 裕二さんの脳科学に関する本はどれもおもしろく、

 

今までの常識を覆される驚きに満ちています。

 

無意識について、以前シェアしたように実は、本当は無意識がほとんど私達を自動的に

 

しかも良い方向に動かしてくれようとしています。

 

それをまとめると以下のようです。

 

1) 人の行動や思考のほとんどは、無意識によって支配されている
・何かを「好き」だとか、何かを「ひらめいた」と感じたとき、後から考えたことをその理由だと思い込んでいるだけ。
・人が「正しい」とか「間違っている」と判断する理由は、単にそのことに「慣れている」とか「好き」という事実にすぎない場合が多い。
・デジャヴュ(既視感)(例えば、ある場所を「見覚えがある」とか「過去に来たことがある」と感じる)は、実際にはそれ(その場所)が自分の好みに合っているという理由だけでそう感じている場合が多い。
・錯覚により事実を誤認識している場合でも、無意識は事実を正確に把握して、正しい行動を促すことがある。
・人は、自分の意志で行動したと思っているが、実際には、脳は、(例えば、手が)「動いた」と感じてから、「動け」という指令を手に送っている。

2) 人の行動を決定している無意識は、ゆらぎに従って機能している。
・脳のゆらぎを観察していれば、過去の記憶を思い出したり、重要な事に気づいたりできるか否かは、事前に判別できる。

3) 心とは、遺伝子などで決定される単純なルールを何度も繰り返すことによって起こる「創発」(複雑系)の一種として説明できる。すなわち、各シナプスの動作は単純だが、複雑な脳の構造が、高度なアウトプットを実現している。

 

 あなたの心身が健康でありますように。