私は昔からつい物事をネガティブに考えてしまう癖があり大人になってからは友人からも
「なんでいつもそんなにネガティブなの?」
「ネガティブすぎて疲れる」
と言われたこともありました…。
例えば、
婚活をしていた時に出会い系で出会った男性と食事の約束をしても、
理想の人に出会うなんて無理だよね。
妥協するしかないよね。
もうこのままずっと結婚できないかもしれないから老後独りでどう生きて行こう‥老後のために小さい安いマンションでも買えるように貯金しなきゃ。
転職したら私の年齢、能力じゃもう正社員で働くのは無理だと思う。
飛行機がキャンセルされて飛ばないかもしれない。
VISAがちやんと取れてなくて飛行機に乗れないかもしれない。
やっと見つけた引っ越し先の物件が他の人に決まってしまって、きっとまた探さなきゃいけなくなるよね。
売り切れて(欲しい物があっても)どうせ買えないと思う。
何に対してもつい癖でネガティブなことを考えていました。
時には物事がうまく進んでいたとしてもどうせダメになるよね。
ダメになるって思ってた方がいいよね。
とつい思ってしまっていました。
ポジティブブマインドになれるように自分を変えたかった私は「ポジティブになれる方法」等の本やブログを読んだりしていました。
そこで学んだ事を実践し、一生懸命考え方をポジティブに変えようとしましたが、
表面的に必死にポジティブに思おうとしてやっているだけで、気づくと無意識にネガティブなことを考えてしまっていました。
そんなある時、斎藤芳乃先生の講座で
「ネガティブ感情さえ本当は持ちたく無かったのに持たされてしまったもの」
と教えていただきました。
その時に私は、これだ‥。
と思いました。
私がつい何事もネガティブに考える癖は両親から与えられたものでした。
子供時代、
家族旅行で船に乗るものの
母「ここから落ちたら溺れて死んじゃうかもしれないね」
ハイキングに行けば
母「このまま迷子になって帰れなくなるかもね」
両親に今回は勉強頑張ったから良い点数が取れるかもしれない!!と言うと、
母「そんなふうに思わないほうがいいよ。
どうせダメだろうと思ってた方が、良い点数取れなかった時に落ち込まないじゃない」
父「お前がいい点数取れるわけないだろ」
楽しみにしていた遠足の前日に明日は曇りで小雨になるかもしれないと知り「遠足が中止になりませんように‥」と私が祈っていると、
母「中止になると思っておいたほうがいいよ。
行けなかったときに落ち込まないじゃない」
父「明日は中止だよ」
私は本当はネガティブな考え方を持ちたいわけではなかったけれど、
両親にネガティブな考え方を植え付けられ、
両親が元々ネガティブ思考だった為に、悪気があった訳では無いけれど、
日常的に、ポジティブな発言や明るい未来を信じたり希望をもつような言葉はあまり聞かされることもなく、それよりも頻繁にネガティブな発言を聞いていた為に、
ずっとそんな環境にいたから親に教えられたように自分もそう思う事が正しいんだと思い、
ネガティブ思考にならざる得なかったんだ‥。
もしもネガティブな考え方を教えられなかったり、
マイナスな言葉がけをされない環境にいたら、
物事をポジティブに考えることができたり、
ネガティブ思考によって不安の感情を必要以上に持つこともなかった。
ネガティブ思考にならざる得ない環境にいたせいでそうなってしまったんだ‥。
ということに気がつきました。
それに気づかせて頂いてからは、
「もうネガティブ思考の自分を責めるのはやめて、これから全てをネガティブに考えて諦めたり、不安にならないでいいんだよ」
と自分に教えてあげました。
無意識に癖でネガティブに物事を考えてしまう時は今までのように「なんで私はこんな考え方しかできないんだろう‥」と皆んなのように前向きに考えられない自分を責めることもなくなり、
これは両親から持たされてしまったものだと思い出し、
「もうそのネガティブ思考を止めていいんだよ」
「友人にネガティヴで疲れると言われたこと、友人とは家庭環境が全然違っていたんだからもう気にしないで良いんだよ」
と自分に毎回伝えていくうちに少しずつ心も楽になり、
そうすると、鬱々として一日中過ごすことも減りました。
あなたももし、何事もマイナスに考えてしまう。
皆んなのようにポジティブに考えることなんてできないネガティブ思考の自分をダメだと責めていたら、
そのネガティブ思考癖は誰かから持たされてしまったものかもしれません。
ついネガティブにしか考えられない自分を責めるのをやめられますように。