子どもが保育の場で大人の言うことを聞く、ということは、安全にお子さんたちをお預かりする立場として、常に頭に置いていることと思います。
時々、「あの子は全く言うことを聞かない」とレッテルを貼られてしまうこともあります。
でも、全ての子どもを同じレッテルで処理してしまって良いのか、確かめる必要があります。
- 中耳炎で耳が聞こえづらいから、指示を出されていることに気づかなかった
- 大人が話していることに注目しているが、話自体を理解できなかった
- 特定の大人が苦手になって、わざと言うことを聞いていないが、指示されていることはわかっている。
- 大人に言われたことは、暗記しているが、実際の行動を見たこともしたこともないので、本当の意味がわかっていない。
聞く、という単語は英語で listen または hear の二つに当てはまります。
どちらかを使うかで、ニュアンスが異なってきます。たとえば:
ナンシーは私の言うことを聞く。Nancy listens to me.
* listen は、話し手に注意を向けている時の表現。
* Nancy does not listen to me. という場合は、話自体を聞いていないのではなく、指示に従わない状態を指します。
ナンシーは私の指示を聞いていた。Nancy has heard my directions.
*子どもがどれだけ大人の指示に従うかどうかを保育者同士で話し合うときに、子どもの様子を的確に他の保育者に説明する必要があります。例えば、
*ナンシーはルール自体をしらなかった、と言う時には、
Nancy was not aware of the rule. (気づいていない)
We have not told her about the rule. (まだ伝えていなかった)
Nancy had no idea that we had the rule. (ルール自体の存在を知らない)
子供に、直接指示をする場合は、listen と呼びかけるのが普通です。
先生っぽくないように、カジュアルさを出して子供に呼びかける時には、
Let me tell you something. (ちょっと言わせてね)
I have something to tell you. (言いたいことがあるんだけど)
Do you want to hear something cool? (すごいこと聞きたい?)
Can I talk to you? (ちょっと聞いてくれる?)
You may want to hear what I am going to say! (今から言うことが面白いから、または大切だから聞いて置いたほうがいいとおもう、という意味)
などもよく使われます。