昨日の記事で、好きなことをやるお話をしたのですが、
自分の好きなことって何かを考えてみたくなりました。

僕は好きなことは考える前にやっちゃう方なので、
じっくり考えたことはあまりなかったと思います。

好きなことをやっているときは楽しいですし、
自分らしく生きていくことにおいても、
やはり大事になってくることだと感じています。

嫌いなことをしているときが自分らしいとは
あまり思いたくないですしね(笑)

そういう時期はこれまでにありましたが^^;

自分の好きなことや嫌いなことに気づけるのは、
経験してみなければ分からないことだと思いますが、
これまでの経験から自分の傾向くらいは分かりそうです。

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自分の好きなことと嫌いなことをこの場で
シェアさせていただこうと思ったのですが、
たくさんあり過ぎるのでここでは控えます(笑)

考えながら気づきましたが、嫌いなことをしていたときも
実は自分を知る大事なきっかけだったことに気づきました。

嫌だと感じた経験も好きと同じくらい印象的です。


ちなみに、好きと嫌いを分けるのは感覚的なものですね。

ポジティブとネガティブな感情と言ってもいいかもしれません。

苦手だと思っていたものが、苦手じゃなくなる経験もありました。


嫌だと感じた経験をちょっとシェアさせていただくと、
今から5年程前に僕が営業職に就いていたときでした。

それまで僕はガテン系の肉体労働でしたし、
スーツを着て仕事をしたことは一度もなく、
一気に別の職種にチャレンジしたのです。

就職前に営業の基礎を学ぶ研修会社で訓練を受けた後、
集団面接と言われる面接で、研修を受けた僕達と、
営業マンを欲しがる企業と集団で面接するものでした。

学歴も経験もない僕が、希望した会社の面接に受かって、
何とか就職することができたことは嬉しかったのですが、
それからが辛くて苦しい日々の連続だった記憶があります。


パソコンやサーバーを売る法人営業だったのですが、
パソコンのことはまったく分からず意味不明でした。

あの頃の僕ができることと言えば、
キーボードの文字入力がやっとできるくらいです。

最初は敬語さえろくに話せませんでした。

僕の慣れない敬語はもろに不自然だったのです(笑)

新規開拓の為のテレアポを1日100件近くした時は、
あなたの日本語はおかしいと何度も言われました。

お客さんの前で会社や商品のPRを話していたときなんかは、
ロボットが読み上げているようだと言われたこともあります。

そんな中で、毎日売り上げに追われて必死でした。

度々上司にあおられたり、同僚にバカにされたり、
これまでに感じたことのない圧力とストレスです。

この時は本当に苦しかったですね。

まさに畑違いの環境に飛び込んでしまったと後悔し、
人生の中で一番自分らしくないと言える時期でした(笑)


しかし、僕はこの逆境をバネに変えることができたのです。

毎日朝から晩まで寝る間を惜しんで会社にいて、
なんとか必死で自分のできることに集中しました。

だんだんと少しずつ結果もでるようになってきて、
お客さんとのコミュニケーションも円滑になり、
社内では天然キャラで親しまれるようになったのです。

苦しくて辛くてしんどかった毎日が、
だんだんと解除されていく過程でした。

やりがいと充実感が出てきたのです。

それは、お客さんの役に立っているという実感でした。

営業職を嫌いになりかけていたところから、
そのような状態になっていった経緯があります。

最初は苦手だった上司や同僚にも感謝です。

色々とお世話になりました。


このような経験から言えることでもありますが、
苦手、嫌いだったことが、自分の努力次第では、
得意、好きになることもあるかもしれませんね。

それは、辛くて苦しい状態も同じかもしれません。

そこから逃げることなく向き合ったことで、
克服していけるものなんだと実感しています。

それに、そのような姿勢で努力している自分も好きです。

人に評価されなくても、頑張ってる自分を、
自分で評価していたんだと思い出しました。

たとえ、辛くて苦しくて毎日嫌だったとしても、
それに一生懸命向き合いながら頑張る自分を
好きになっていったのだと思います。


最初は自分の好きなことって何だろう?でしたが、
記事を書きながら話の流れが変わってしまいました(笑)

話ながらあの頃の感覚も蘇ってきています。

嫌いなことも好きや得意に変えられるし、
苦しくて辛い状況にも負けずに向き合う
自分を好きになるという話になりました。

努力をせず好きなことをやるという教えは
これまでにたくさん聞いてきましたし、
それがいいことはとても同感できます。

でも、たとえ好きじゃない状況だったとしても、
一生懸命に生きてる自分を好きになることの方が
大切なことなんじゃないかと今は感じています。