
今回は、僕が行っている瞑想のひとつをご紹介します。
基本的に瞑想のやり方は様々で人それぞれですが、
この瞑想は、日常からいつでも空いた隙間時間に、
誰でも気軽にできるシンプルな方法です。
以前もご紹介させて頂いたことのある、
とてもシンプルで至って普通の瞑想なのですが、
大切な気づきに繋がることを合わせてお伝えします。
これを出来るだけ毎日の習慣にして頂くだけで、
マインドに捕らわれてしまうことが減っていき、
過去の観念や思い込み、未来に対する不安や悩みなど、
日常からそれらに巻き込まれにくくなっていきます。
瞑想をやるその他のメリットについて、
普段やられている方であれば
効果を実感されていらっしゃると思いますが、
ざっくりといくつかお話しさせて頂きます。
・日々穏やかに、軽やかに過ごせる。
・意識的に今に集中することができる。
・意識的な自由や、柔軟性を感じられる。
・日常から焦りが減って落ち着いていられる。
・起こったことをありのままに受け入れられる。
・全体を客観的に捉える視点が養われる。
・自らの可能性に制限(枠)をかけることなく、
より無限の可能性への扉が開かれる。
・自分自身を信じられる。
・人間関係や社会的なストレスが緩和される。
・ネガティブな思考から解放され、ニュートラルになる。
・存在することの豊かさや幸せを実感できる。
・心の平安が得られる。
・これまで気づかなかった自分自身の新たな質が開かれる。
・自分を知っていく(思い出す)喜びに包まれる。
などなど。
そして、一番大きなメリットとして挙げたいのは、
個を超えた大いなる意識に繋がる目覚めへの一歩となり、
本当の自分(真我、無、空、ゼロ、愛そのもの)としての、
実感(体感)が得られるかもしれないということです。
(まだその意識としての自覚がない場合です。)
細かいメリットを数え上げたらきりがありませんので、
今回はこのあたりで留めさせて頂きますね。
ここでお伝えするうえで一番大切なポイントは、
マインドと純粋な気づき(真我、純粋意識)の区別です。
区別という表現自体はマインド的ですが、
今回は分かりやすくお伝えする為に敢えて使います。
詳しくは続きを読んで頂くと分かります。
この瞑想を可能であれば毎日30~60分、
時間がないときは5~10分程度でも結構です。
(一日に5~10分瞑想を2、3回に分けてなど。)
では早速、そのシンプル瞑想と、
大切なポイントについて、
下記にご説明させて頂きます。
落ち着ける場所で、リラックスした状態で座り、
ゆっくりとした呼吸を数回程繰り返します。
目は閉じても閉じなくてもどちらでも結構です。
マインドを静かに落ち着かせながら、
今この瞬間瞬間を意識していきます。
可能であれば、何も考えることなく今に在る状態、
今という自らの存在感覚に意識を向けていきます。
この時、外側やマインドの中で考えていることなどに、
意識が向けられてしまいがちになると思いますが、
マインドから何かしらの雑念が出てきても気にせず、
ただ流したままにしながら、ひたすら今だけに集中します。
ちなみに、雑念とは、
「気持ちの集中を妨げるいろいろな思い」
と書かれてあります。(goo辞書参照)
瞑想に集中するうえでの妨げになる、
マインドの働きというご理解でもよろしいかと思います。
マインドから起こってくる雑念や外側を気にしないで、
ただ流したままにすることが理想的なのですが、
慣れないうちはそれが一番難しいと思いますので、
起こってくるマインドに気づいている状態で結構です。
ではここで、気づいている状態というのは、
どういう状態のことかを例に挙げさせて頂きます。
ここからが大切なポイントになります。
今、~を考えていることに、気づいている。
今、~を思っていることに、気づいている。
今、~しなければいけないことに、気づいている。
今、~の不安や悩みを考えてしまうことに、気づいている。
今、~の過去を思い出していることに、気づいている。
今、~を想像(イメージ)してることに、気づいている。
今、~の感情が出てきていることに、気づいている。
今、~を感じていること(感覚)に、気づいている。
今、~の聞こえる音や見えるものに、気づいている。
今、~が周りで起こっていることに、気づいている。
などなど、長々と色々な例を挙げさせて頂きましたが、
このようにマインドの中では様々な雑念が出てきます。
その様々な雑念に、気づいている状態について、
ここで一番大切なことをお伝えさせて頂きます。
上記の例の中に、一番大切なポイントが隠されています。
さて、この例の中で一体何が大切なことなのか。
マインドの雑念や外側から起こっていることの例を、
たくさんの言葉(文章)に並べさせて頂いた中で、
「変わらない言葉(状態)」があることに
気がついて頂けましたでしょうか?
それは、「今」と「気づいている」という言葉(状態)です。
この「今」と、「気づいている」は、外側や、
マインドがどんな状態であれ、変わらずに、
今に気づき続けているということですね。
「今、○○に、気づいている。」
この「○○に」が、あなたのマインドの働き(雑念)か、
外側から起こっている現象面になります。
これらは全て、いつも毎瞬のように変化しています。
そして、「今、気づいている」という状態は、
マインドの働きや外側の変化に関係なく、
変わらずに、今に気づき続けている意識ですね。
それが、今というこの瞬間瞬間に気づいている、
本当の自分の純粋な気づき(純粋意識)です。
本当は、顕れやマインドを含めて何とも分離はしておらず、
本質的には、全ては気づき(純粋意識)の中でひとつです。
この記事は、日常から気軽に出来るシンプルな瞑想と、
そのことをお伝えさせて頂く為に書かせて頂きました。
以前から、セッション中などに頂くご質問の中で、
瞑想をしても気づき続けられないということや、
気づきとマインドの違い、どれがマインドなのか、
どれが気づき(純粋意識)なのか分からないという
お声を度々お伺いすることがありましたので、
瞑想と合わせて、簡単に説明させて頂きました。
ただあくまでも、制限のある言葉を使っての
とてもシンプルな説明でもありますので、
分かりにくかったり不足な点はご了承ください。
しかし、今回お伝えさせて頂いたことは、
瞑想以外でも、意識的な在り方として、
とても大切になってくる内容です。
普段のお仕事や私生活、プライベートでも、
いつでも、どんな時でも意識的になれます。
日常から簡単に取り組みやすいこととして、
シンプル瞑想を是非試してみてくださいね。
あとちなみに、日々の合同共鳴や、
週一の合同共鳴に意識参加頂ける際も、
このシンプル瞑想を参考にして頂きながら、
意識参加頂くのもよろしいかと思います。
最後までどうもありがとうございました。