(前ページからの続き)

・・・

さてそれから、
10分ぐらい経過してからのことです。

僕が衝撃的で究極的な気づきに至ることになった、
その瞬間がとうとうやってきたのです。

・・・

師:「今は、どうですか?」

僕:「・・・あ、はい。・・・そうですね・・・」

僕はこの当初、まだその状態に慣れていなかったので、
質問に答えるのに精一杯だったのです。

この時既に、思考と感情と体より、先に在る、
気づいているもう一人の自分という、
それその者になっていたからです。

そして、


師:「今、気づきはどうですか?」


この瞬間でした。
その言葉を頂いた瞬間のことでした。

それに、気がついてしまったのです。

僕が初めて、それを知った瞬間です。

それとは一体何なのか?

僕はその時、今それに気づいている状態で、
ぽそりとつぶやくように、このように言いました。


僕:「・・・ここが全てだったのですね」

師:「なんですか?」

僕:「・・・たった今、この気づいている、
  これが、全ての源だったのですね」

師:「そうです。そうです。そこが全ての源です」

僕:「・・・全ては、今しか無かったのですね」

師:「はい。とてもいい気づきです」

僕:「・・・全てはひとつに繋がっていたのですね」

師:「そうです。全てはここでひとつに繋がっています」

僕:「・・・ここは、完璧だったのですね」

師:「ここは完璧です」

僕:「・・・何も欠けていなかったのですね」

師:「何も欠けていません」

僕:「・・・最初から、ここに在ったのですね」

師:「はい。最初から、ここに在ったものです」

・・・

・・・

僕は、この時初めて、
本当に全てがひとつに繋がっているという源を、
理解することになったのです。

それは勘違いとかいう問題ではなく、
それを理解せざるを得ないのです。

それは、時間を超越し、
ただ、あるがままの状態で、
たった今、「在る」のです。


それは、何も欠けていなく、完璧です。

そして、「今に在る」のです。

「今に在る?」


時間を越えて、空間を越えて、
全く距離もなく、
全てが繋がっているのです。

たった「今この瞬間」もです。

今この瞬間は、全てが繋がっているのです。

・・・
・・・

ここである1曲の音楽を思い出しましたので、
それを最後にご紹介させていただきます。

知っている曲だと思いますが、
改めて日本語訳に注目しながら、
最後にこちらを聴いてみてください。

(※できれば最後まで聴いて頂けると嬉しいです)

最後までお付き合いくださいまして、
どうもありがとうございました。