(前ページからの続き)
さてそれに因んで、よく成功哲学などで言われている、
原因と結果の法則についてお話しさせて頂きます。
それは、良い結果も悪い結果も、全てにおいて、
自分で原因を作り出しているという意味なのですが、
あなたはそれを信じられますか?
僕は、それを最初に学んでいたときは、
信じられませんでした。
自分のおかれている状況が最悪なときほど、
そんな話しは受け入れられなかったと思います。
僕は、受け入れられることができなかった時は、
「それは自分のせいではないよ」と責任転換し、
いつもそんなこと考えていましたし、時には、
人のせいにばかりしていたこともありました。
僕だけではなく、日常生活を送っていく中で、
誰でも、そんなことはいくらでもあるはずです。
あなたは、全ての原因が自分にあると、
受け入れることができますでしょうか?
「いや~、全ては無理かな 」
自分にとって望まない最悪な状況ほど、
自分が原因だと受け入れていくことは
とても難しいと思います。
過去の僕は、絶対に受け入れられなかったと思います。
しかしあなたも、それと似たような過去を
少しだけ振り返って頂きたいのですが、
あなたはその時、最悪な状況であり、しかもそれは、
明らかに自分のせいではないと捉えたとしましょう。
最悪だと捉えたということは、
もちろん自分にとって都合が悪いことですし、
更にそれが、自分のせいではなかったのであれば、
なお更受け入れていくことはできません。
しかし、その最悪な状況から、
何かに気がついたことってありませんか?
同時に、何かを学べたことってありませんか?
「う~ん、そう言われてみればあったかも・・・」
あなたは先ず、例え自分のせいではなくても、
自分にとって最悪な状況だと気がつきました。
最初に、これは自分にとって望まないということを
学び取ることができたのです。
「う~ん・・・」
そして次に、裏表を返して言えば、最悪と言うことは、
最良(最善)もあるということになるのです。
あなたにとって、その出来事がきっかけとなり、
「本当はこうで在りたい」、「絶対にこう成りたい」、
それとも、「あのままで良かったな」などと、
思えたことって、きっとあったはずなのです。
「それはあったかもしれない」
あなたがその時、それをどう捉え、どう考え、
どのように感じ取って気がつくことができたのかが、
出来事そのものよりも、大切になってくるのです。
「出来事そのものよりも大切?」
そこで、あなたは気づき、自分の心の中に、
最良(最善)を創造していくことになるのです。
「自分で気づいて最良を創造?」
その出来事が無かったのなら、
あなたはそれに気がつくことができなかったのです。
そして、自分にとって最悪な状況の時ほど、
大きな気づきか、多くの気づきがあります。
「最悪な状況の時ほど大きな気づき?」
あなたにとっては、その状況にならないと、
そのことに気がつけないからなのです。
もちろん最悪な状況に限ったことではありませんし、
最良(最善)な状況から多くの気づきもあります。
あなたがそれに気がつき、頭で考え、
感じながら、心の中で創造することが出来たとき、
それは現実となって現れてくるのです。
今までの出来事がきっかけとなって、
今のあなたの現実が形成されていくのです。
ということは、例え自分のせいではなくても、
そのことを自分に気がつかせてくれた人や現実に、
感謝の念すら沸いてくるのです。
もしその時、感謝という表現ができないとしても、
全てをありのままに受け入れていくことが必要なのです。
「全てをありのままに受け入れることが必要?」
というか逆に、今までもこれからも、
全てを受け入れていくことしかできないのです。
それは大前提なのです。
「受け入れることが大前提?」
本当のあなたが、現実を創造し、
現実を反映させているからなのです。
「本当の自分が現実を創造している?」
本当のあなたが現実を創造しているのです。
その起こった出来事から新たに気づき、
どのように捉え、考え、感じて、それを現実に
繋げていけるかどうかという問題なのです。
現実の出来事は、あなたにとって、
良い方向に導いていくためのきっかけです。
そして、何よりも大切なことなのが、
結局、今までもこれからも受け入れることしか、
出来ないのであれば、今どう在るべきかということが
非常に大切になってくるのです。
「今どう在るべきか?」
今が、全てだからなのです。
「今が全て?」
全てが、今と繋がっているからなのです。
「今が全てと繋がっている?」
本当のあなたと、繋がることができるのは、
たった今しかないのです。
「本当の自分と繋がることができるのは今だけ?」
僕がそのことに気がついたのは、
セッションでの体験で得られた理解からなのです。
実は今回は、そのセッションでの体験の記事を
取り上げようとしていたのですが、
それは次回にさせて頂きたいと思います。
最後までお付き合いくださいまして、
どうもありがとうございました。