10年前の11月1日。
午前1時。
予定日を10日過ぎて、
娘の海は、この世界に生まれた。
11月1日は諸聖人の日・・・万世節でもあり、ケルトの新年なのだそうだ。
私は20代初めからアイルランドのケルト民族の虜で、
いつかケルトの地を訪ねたいと思っている。
今日、興味深いケルトのサイトを見つけた。
http://maihara.seesaa.net/article/63960460.html
11月1日は、ケルトのサウィーン(サワーン)(Samhain)の祝祭日で、
Samhainは、ゲール語で「夏の終わり」を意味するそうだ。
「ケルトの人々は、闇と光、夜と昼、寒さと暑さ、死と生などの相反する存在のバランスの絡み合いを崇拝し祝った」
惹かれるなぁ。
「ケルトの1年は2つの季節 - 光と闇 - に分けられていて、
光は、5月1日に Beltane(ベルティン)で祝い、闇は、11月1日に Samhainで祝った」
娘よ・・・
素敵な日に生まれてきたのだねぇ![]()
息子は夏至の日に生まれ、
娘は夏の終わりに生まれてきた。
「ケルトの人々は、時間は闇から光へと進むものだとみていた。
なぜなら、彼らは、闇の沈黙の中で、新しい始まりのささやき、地中の種子の目覚めの時が来ると理解していたから。」
20歳か21歳くらいのとき
映画「ガイアシンフォニー」でエンヤを知り、ケルトを知りました。
独特の世界・・・ケルトの地を
いつか尋ねることになるでしょう。
その日は近い!
このサイトで紹介されていた・・・
もうひとつケルトのことが詳しく書かれたサイト
Feast of Samhain
http://allsaintsbrookline.org/celtic/samhain.html
このサイトに素敵なチャント(詠唱)が載っていました。
娘は雪深い地で生まれました。
息子の出産のときは
町に唯一ある町立病院から、緊急時の受け入れを事前に断られていたので
やむなく実家での出産~実家出産でした。
隣町までは峠をいくつも越えなくてはならず、一時間はかかってしまうし、
しかも、救急車がくるだけでも待つので自力で行かなければならず・・・あきあめました。
けれど娘の時は少子化対策もあって、町立病院が緊急時の搬送を承諾。
自宅出産が可能に。
しかし、当時住んでいた○○県には
助産婦さんが、今や・・・いなかったのです。
そこで、二時間かけて他県から来てもらうことに。
助産婦さん~「二人目だから早いわよ。陣痛始まってから私を呼ぶんじゃ、間に合わない。」
私~ 「えっ?じゃあ、どうしたらいいんですか?」
私は大丈夫なのだけれど、立ち合うパートナーが、それではビビって自宅出産に反対するだろう。
助 「大丈夫。子供は生まれてくる日を母親に知らせてくれるものなの。
必ずサインを送ってくれるから、サインが来たら、すぐに私に連絡ちょうだい。
すぐに、飛んで行くから」
これにはビビりました・・・。
わかるだろうか・・・・。
もしわからなかったら…間に合わなかったら…彼はパニックに陥って
出産どころじゃなくなってしまうだろう。
私が産むんだ。
事前にお産の時に使うハサミや糸も準備して、何度もお産のシュミレーションをしました。
ひとりで出産したという人に話を聴きに行ったり、
家族だけで自宅出産した人を訪ねたり、本を読んだりして勉強・・・準備は万端。
来るなら来いっ!そんな感じ。
予定日を過ぎると、
毎日病院に検診に行かなければならず・・・
その度に、お医者さんは 「お腹切って出しちゃいましょう。」
憂鬱な気分に・・・。
自然の営みに任せたいということ。
この子の生まれる日は、この子が決めると思うから~もう少し赤ちゃんを信頼して待ってほしいこと。
一生懸命、言葉をえらんで伝えました。
「子宮こうも全く開いてません。明日までに陣痛が来なかったら、もう切って出しますから。
今日、手術の予約取っていってください。」
トボトボと下向きな帰り道。
「赤ちゃん・・・こんなことお願いしたら、あなたのリズムに反するのかもしれないけれど・・・
明日の朝、病院に出かけるまでに生まれないと、お家であなたを迎えられないの。
手術になっちゃうんだ。
だから、できたら・・・明日までに来れるかしら?
ごめんね、急かすみたいで。だけど、家族みんなで、これからあなたが暮らす家で、あなたを迎えたいんだぁ。」
お腹の赤ちゃんに語りかける。
あとは・・・神のみぞ、知る。
宇宙に委ねるしかない。
気分転換に、少し遠回りして
紅葉が綺麗に見える近くの丘~絶景のポイントに登った。
晴れ渡って澄み切った空。
黄金に紅葉が輝いている。
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「今日なんだね!わかったよ。教えてくれて、ありがとう。」
すごい!本当だった。
赤ちゃんは、ちゃんと教えてくれた!
それは、はっきりと、わかった。
頭でわかったのではなく、
細胞全部が開ききって、キャッチした感じ?
お母さんって、きっと独特なアンテナを持っているのかもしれない。
すぐに助産婦さんに電話。
夕方に、来てくれた。
実家からも母が来てくれた。
産後はなかなか外に出られないからと、
三歳の息子と散歩に出る。
けれど、なかなか兆候はあらわれず・・・
もしかして勘違い?せっかく二時間かけて、来てくれたのに・・・。
少し、不安になる。
「今日じゃなかったみたい・・・ごめんなさい」
助産婦さんにはそのまま泊まってもらって、就寝。
けれど・・・
皆が寝静まった頃。
「バチ~ン
」
もの凄い大きなゴム風船が割れるような音がした。
のちに、これは卵幕(赤ちゃんを覆っている膜)が割れた音だと助産婦さんから教えてもらった。
しかも、母親にしか聞こえないそうだ・・・不思議だね![]()
神秘だよね![]()
もの凄い破裂音がしたかと思ったら、
ググググッ~っと、凄まじく力強いエネルギーの渦が、渦を巻きながら
自分の身体を通過していくのを感じた。
「生まれる~
」
声にならない声を必死にあげた。
助産婦さんが二階から起きてきて、
「頭がもう出てきてる~!」
「ウォーッ!!」
あまりの強烈なエネルギーに、獣のような声?をあげていたと思う。
あっという間に生まれてきた。
台風の目の様なエネルギー。
雷のように~爆弾みたいに、この世に生まれおちてきた娘。
身体の中でビックバンが起きたかのようだった。
心の準備もないままの、強烈な出産。
なにが起きたか~生まれてくるまでわからなかった。
生まれた途端、いろんな感情が溢れだしてきて~
ゴォーゴォーと、号泣。
息子もびっくりしただろう。
一部始終見ていた息子は、
「僕・・・感動して涙が出ちゃった・・・。」
三歳で、感動なんて言葉を発した彼に、驚いた。
息子の涙につられて、
私もパートナーも母も助産婦さんも・・・
皆が泣いてしまった。
しばらくしてから、
「俺、助産婦さんだよ~
」
息子がはりきって、産湯につからせているパートナーを手伝ってくれた。
ハッピーバースデーの歌を、みんなで歌った。
至福の時間でした![]()
書きながら、今頃氣がついたのですが、
娘は私の話をお腹の中で本当によく聴いてくれていたのですね。
あまりにも早く進んだ出産の訳が、
いま分りました。
子供って、本当にすごい![]()
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このブログ・・・書いているうちにいま、ちょうど11月1日の一時になりました~。
(書き始めたのは10月31日の23時だったのに。)
ハッピーバースデー
娘よ~。
お誕生日おめでとう![]()
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こうして~10年たった今も、幸せなことに、ありがとう。
あなたに逢えて、本当に良かった![]()