介護保険は、改正の度に実情からかけ離れ、現場が混乱する事ばかりを進めています。
例えば、平成18年4月に施行された「予防プラン
」。
要支援1、要支援2の方が、要介護状態にならないように「自立支援」を目的としています。
しかし、現場の人間からすれば、介護保険に財源が無いから作ったんでしょ
という印象しかありません。
要支援の方は包括支援センターが、要介護の方は地域のケアプランセンターが担当。
介護度が行ったり来たりする度に担当ケアマネジャーが変わり、使えるサービスが変わる。
他には「要介護認定
」。
精度が非常に悪く、何ら環境も本人のADLも変化が無いのに、介護保険の切り替え手続きで認定調査を受ける度に介護度が行ったり来たり。
そして、判定結果に不服があれば区分変更申請をして、また一から認定やり直し。
そもそも、初めて利用したいと思って申し込んでから介護の等級判定が出るのに30日もかかります。
困った時にすぐには実質使えません
(結果が出てなくても暫定プランを立てて利用も出来ますが、結果次第では自費になる可能性もあるため、積極的には使えません)
これは判定している意味があるのか。もっと介護の段階(現時点では要支援1~要介護5までの7段階)を減らしても良いのでは。
介護認定にかかる費用の方がはるかに莫大にかかっているのではないか![]()
せっかくの保険料。浪費では困ります。
本来、介護に関わる私たちの専門性は、最も究極の目的である「自宅で自分の望む人生を送り、自宅で死ぬ」事をどこまで支援できるかで発揮されるべきものです。
それが、制度に縛り付けられる事でリスク管理、自己防衛の思いばかりが強くなり、「危ない事はしない」専門職が多くなってきています(生きるにはリスクは避けて通れないっちゅーねん
)。
おかげで、通り一遍等の基本メニューだけしか出来ない。そこに利用者さん一人ひとりに合わせた工夫が出来る人が少なくなっています
。
現状を打開して、介護保険制度を「本物」にしていく為には、きちんと現場の声を上げて行くより他ありません。
システム自体に疑問を持ち、おかしいと思う所はどんどん指摘していきましょう![]()
私は、以前も意見募集期間中に意見をメールした事があるのですが、今回また意見を送ってみました。
皆が避けて通れない老い、死。
他人事で済ませられませんよ。
一般の方も、専門職の方も、利用者ご本人やそのご家族の方も。
メールアドレスのみで名前は匿名でも送れるので、声を上げませんか![]()