Office3110  旅・鉄 (わ+さ)び -6ページ目

Office3110  旅・鉄 (わ+さ)び

国内外問わず旅が好き。日常から旅先まで、自然、歴史、そこに暮らす人、食とぬくもりを感じるままに楽しむ。ちょっと軽めの「鉄」も混ぜながら。

昔話をもう少し続けよう。

 

583系化された68年当時の「はつかり」の中でも、下り1M(はつかり2号)、上り2M(はつかり1号)は上野~青森間を当時としては画期的な8時間30分で結んでいた。この2列車は通過する県の県庁所在地(埼玉県は除く)しか停車しない「1県1停車特急」と呼ばれており、下りの1Mでは、上野15:40発、宇都宮16:50、福島18:40、仙台19:38、盛岡21:44青森0:10着と、ダイヤの到着時刻はシンプルで、今も頭の中に残っている。

1Mはさらに青森で青函連絡船1便、函館からは1D 「おおぞら1号」、11D「北海」に接続し、札幌には8:39、釧路に14:56に着く、北の列車番号1つながりでのゴールデンダイヤが組まれていた。(上りも同様)

 

(こちらは後追い写真でのはつかり1号。2両目がサロで、窓上に寝台(中段)用の明かり取がないのが特徴。73年7月撮影)

 

当時は、青森が近づくと伝説の「乗客車両前方移動」、そして「青森駅ホーム400mダッシュ」が常だった。いずれも青函連絡船の良い場所を確保しようとする”よく知った人”の風物詩だ。

今でいう臨時「ムーンライトながら」の大垣ダッシュはその伝統を受け継いでいるのかもしれない。

 

583系は全盛期には300両にも迫る勢いだったが、その後、運用の変化にともなう改造、内装の変更、老朽化や715系への転用など、美しい原型が次々に崩されてしまったのは残念だ。

 

それまでの特急電車の定番だった窓枠部分の赤色塗装(赤色2号)からクールでシャープな青色(青色15号)での塗り分けで精悍なイメージだった583系は少年時代からあこがれの電車だった。

またひとつ、昭和を駆け抜けた国鉄の時代がかなたに遠ざかってしまったようだ。