名古屋から岩手に移動する仕事があり、Fuji Dream Airlineの名古屋~花巻便に搭乗。
地域コミューターとあなどるなかれ、FDAは名古屋(小牧)空港を拠点に、Embrael170/175 11機で9路線46便を運航する。
11機それぞれが鮮やかにカラーリングされ(マルチカラーコンセプト)、WEBでの予約時点から搭乗口案内まで、”何色の飛行機に乗るのか”、そして機内まできちんとコーディネートされていて非常にわかりやすく楽しい。
【本日の357便はティーグリーンの8号機、JA08FJで運行】
名古屋空港(小牧)は、名古屋駅からでも20分。滑走路は1本だけだが、かつては中京圏の唯一の国際空港だった。今はFDAのほか、プライべート機やヘリコプタ、自衛隊機が主に利用する県営空港だ。
搭乗カウンターや待合室、ゲートなどもちょうど昭和40年代の羽田空港の国内線(旧)ターミナルの面影があって懐かしい感覚がする。
名古屋→花巻の航空路というのはなかなかに意外性があって、離陸後は北東に向かい、御嶽、穂高、白山とまだ真っ白な雪を頂いた日本アルプス上空を越え、左手に能登半島の全容を見ながら、糸魚川上空から新潟、さらに東に機首を向けて月山、鳥海山を望み、山形上空を経て花巻に向かうという、いうなれば日本海ルート、実に楽しい路線だ。ちょうど夕方の便で左窓サイドはちょっと逆光ではあるが、それもまたなかなかにドラマティックで楽しかった。
【離陸後は日本アルプスを一気に越えてHeading 45で飛行】
【秀峰 鳥海山は上空からもよくわかる山容】
機内もいたって快適。JAL系なので、CAのユニフォームもどことなくかつての懐かしい雰囲気。グラウンドサ-ビスも含め、全体的にフレンドリーでがんばっている感にとても好感が持てた。
花巻空港からは連絡バス5分で東北本線の花巻空港駅。
北上、盛岡にもそう時間はかからずに到達できる。




