重箱の隅をつつきすぎてもいけないが、寛容すぎてもいけない。おそらく教育の難しさはそこにあると思われるが、現代の日本においては「四角い箱」のあり方も留意しておきたい。文科省や地方自治体が決めた制度的なものに依存し、予め「箱」を設定してしまうと、「隅の行き届きにくいところ」にいる者の存在自体がなくなってしまう。本来、「箱」といのは予め決めることのできるものではない。そこにいる人間によって決まるものだ。「和」と言い換えると分かりやすいかもしれない。色んな人間が一緒にいれるように、大人が柔軟に「和」を重んじる姿勢を示すことが、現代の教育に必要なことではないだろうか。
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