受験生というのは、合否について悩むものです。その悩みの中でも、考えたくないけど考えてしまう「絶対に考えてはいけないもの」があります。


それは「本当に自分は合格できるのか」ということ。

この自問はまさに愚問です。


心とかマインドというのは脳の思考のことです。そして、この思考について、脳は答えを無意識に探そうとします。

簡単な問いを投げかけてみます。赤いものを5個言ってみてください、といわれたら頭の中に5個以上赤いものが浮かんだはずです。このように脳というのは自問したものに対してなんとかして答えを提供しようとします。だから答えが出ないような問いを自分に投げかけてはいけないのです。❌


合格できるのか、という問いの答えなんか、今の時点で出るわけがありません。合格できるのか、という問いではなく、合格するには何をするべきなのか、を考えた方が答えを求めやすいはずです。


それでは勉強の大きなテーマである暗記についてそれなりの答えを出してみましょう。


勉強して覚えた気になった、暗記した、と思っていたが全然定着しなかったという経験は多々あるでしょう。これも受験生の悩みの一つです。とくに数学などで、わからないから解答ごと暗記するとか公式を暗記するとかして問題を解くと、全く進まずに逆に時間がかかるという経験をした人もいるでしょう。

これを解決するには、この後の3つのことを意識してみてください。

それは、

「論理的であること」

「意味が通っていること」

「印象に残ること」

この3つです。


人間の脳は、論理的であることを受け入れやすいという性質があります。逆に理不尽なことを要求されると反発したくなるのですね。


一度に丸暗記した英単語より、理解した数学のほうが長く記憶に残るのです。論理のない覚え方をすると、脳が受け付けなくなるので、数時間で頭から抜けていきます。とは言え自分では解決できないことなので、良い指導者や良い参考書から教わるなどして解決するしかありません。