いやー嬉しい。

 

師匠に初めて褒められました。

リップスラーでソ(実音F)から上のド(B♭)そしてミ(D)へと上への意向がスムースにできたからだ。

 

苦節1年7ヶ月。思い返せばリップスラーをとことんやりなさいと言われて壁にぶつかったのが去年の3月。唇の形を変え、息の出し方を変え、顎を出したり引いたり口腔内を窄めたり広げたり、ない知恵を絞って試行錯誤した。師匠のように何の苦労もなく??音程を上げたり下げたりする技術ってどんなものなのか。練習すればするほど謎は深まるばかりだった。高い音は、赤い顔して唇をガチガチに小さく固めて吹いていた。でもそれは全部間違いだった。

 

師匠はおそらく自然にできていた部分があったのだろう。僕が何をそんなに苦労しているのか、最初は不思議な顔をしていたが、これはまずいと思ったのか、ご自身でも説明の仕方を模索していた感じがある。そして、先月だったかな、カキクケコが大事だよということになった。

 

ダブルタンギングのtu-ku-tu-kuのkuである。これを繰り返しやりなさいと。

 

やりました。

 

とはいえマンションの一室で毎日トランペットの練習をするわけにもいかず、まあ舌の動きだけだから楽器を吹かなくてもいいだろうと考えて、練習を毎日のルーティンにするためにお風呂で湯船に入っている時は必ずtu-ku-tu-ku-ku-ku-ku-kuとか、オクタンを自由に操れるように、繰り返し舌を動かした。自分はぬるい湯が好きなので、のぼせたりはしませんでした。

 

1ヶ月もやっているので、少しはオクタンが動かせるようになってきた。そして臨んだ昨日のレッスン。おー、一皮剥けたね!と驚いていただけた。ありがとうございます。

 

で、良い気分になって、今日の午後は仕事が暇になったので早速愛器を抱えてカラオケ屋に行き、得意の??リップスラー。確かに上達してる。よしよし。さらに気分を良くしていくつかエチュードを吹いてみたが。。。。

 

ダメである。リップスラーは単に上げ下げするだけのワンパターンだから慣れてくればそれなりに吹ける。でも音楽のメロディーとなると、それだけじゃダメなんだな。。。前よりは良くなってる感じはあるが、音楽には全然なっていない。

 

道は遠いよ。

先生は、唇を意識しないこと、息を十分に吸って吐くこと、音程はオクタンの上下で操作すること、これを意識して練習しなさいと言われた。

 

これまでの(自己流の)吹き方と全く違うので、どう吹いたらいいのかさっぱりわからない状態が続いたが、オクタンの操作間隔はダブルタンギングで掴んだ(と自分では思っている)。tu-kuのkuはオクタンである。tu-tu-ku-kuと吹けば、後ろの二つのタンギングはオクタンだけでやることになる。tu-tu-tu-ku-ku-kuとか、kuを増やしていくとオクタンの操作感覚がだんだんわかってくる(感じがする)。

 

オクタンを意識すると、頭のキャパの関係で唇を意識できなくなる。唇のことを忘れる。これは、良い効果だと思う。

 

これでだんだん高音が出せるようになってくると、次の障害があることに気づく。マウスピースと唇の接し方の問題。

 

高音を出した後に下げてくると、最後のところで音が出ない(スカーーー)ことがある。高音も低音も出せるのが良いアンブシュアであるはずだから、このような現象が起きるということは、その形は良くないと思わないといけない。そこで色々調整してみる。

 

現在のところ、当て方としては上唇49%、下唇51%と意識して当てた時に、高音と低音が両方出せるような気がする。ある教則本には上唇3割、下唇7割と書いてある。別の教則本では半々と書いてある。自分の場合は、ほぼ半々で良いと思うが若干下唇強目というところだ。

 

とか毎日練習して修正修正していると、これって職人仕事だよなと思えてくる。

 

膨大な時間をかけて微調整微調整で水準を上げていく作業。

 

自分はサラリーマンで、締め切りに合わせてなんとか仕上げるという仕事ばかりしてきたから、新鮮な感覚がする。

 

職人の修行に締切はない。

 

上達するためならいくらでも時間をかける。

 

上達した後の世界のことはわかりませんけど。

この数ヶ月ほど、集中的に練習したことはなかったような気がする。

目的はただ一つ。

正しい吹き方を知ること。

 

先生からは「音程は舌の奥で操作する」「カキクケコを発音するときに口蓋の天井に当たる部分」「そこがオクタン(舌の奥)」と謎のアドバイスをいただいている。

 

オクタンがわからない。

 

どこを操作するんだ???

 

カッカッカッと発音してみる。確かに舌の奥らしいところが口蓋の天井に当たる。ここを動かす。。。とはいえこれって随意筋なの?と思うくらい、思うように動かせない。オクタンを持ち上げれば呼気の束の径が小さくなって音程は上がる(はずである)。しかしオクタンを持ち上げ得た時にサキタン(舌の先)が下がってしまって唇の前で呼気が広がってしまう。結果、音程は高くなろうとしてなりきれないような、苦しい音色になってしまう。サキタンも上げるの?ってことは舌全体を上げるってこと???謎は謎を呼ぶ。良い音は出ない。

 

そんなことをもう3ヶ月くらい繰り返してる。

 

ところが昨日、練習中にふと閃いた。

 

ダブルタンギングしてみよう。

 

タンギングの時、普通はサキタンを口蓋天井につける。いわゆるtuである。オクタンでタンギングすればkuになる。ダブルタンギングならtukutukuとかやる。このtu→kuの動きを体得するというか、低音から高音に移動する場合に当てはめればいいんじゃないかという考え。

 

tukutukutukuと吹く時には、確かにオクタンを動かせている。その時の動かし方をイメージしてkuを作って呼気を送ってやれば・・・出ますね、高音。アパチュアはちょっと下唇が丸まって空気穴が小さくなる感じがする。これかなあ。意外に低音のダブルタンギングが難しいことも初めて知った。

楽器の持ち方。

肩と腕の力を抜く。

コツは、肩甲骨の中間のあたりを意識すること。

 

高音を出すとき、緊張していると音が割れる。

リラックス、リラックス。

 

力を入れるとすれば、鳩尾のあたり。

久しぶりの個人レッスン。

 

ダメ出し。。。

 

トランペット難しいよ・・・と思うのはあなただけかもしれませんよ、という師匠の一言。

 

私、リップスラーで音程の上げ下げできます。できると思っていました。しかし。

 

師匠が言われるには、無理してる。

 

金管楽器の演奏に無理があってはいけない。

 

顔を真っ赤にして高音を吹いている、そんなことがあってはいけない。

 

全ての音階は、スイスイと何の苦労もなく音が出されている。そういう状況に持っていかないといけない。

 

あなた(つまり私)は、ある音程から上になると唇を操作して、固く固めてその音を出そうとしているが根本的に間違っている。

 

全ての音は、自然に、苦労なく出されなければダメです。そんな感じ。

 

練習方法は教わりました。

 

意識の部分が大きいいなと思いました。

 

やり直しです。