個人レッスン記録の補遺。

 

前回のレッスンで、自分はリップスラーができた。

それまではできなかった。

 

リップスラーという用語は若干ミスリーディングであり、要はオクタンの上げ下げで音程を操作するのだ。

自分はそのことを知らず、また知ってからも出来ず、長年の癖になっていた「アパチュアの開閉と空気圧による音程操作」を続けていた。

 

先生は、なんとかして本来のリップスラーを伝授しようとしてくれていたが、そもそもオクタンのイメージがない自分は、動かせないし、仮に動かせても、その他の筋肉、例えば下顎とか口輪筋とかを連動させてしまって、オクタンだけ独立させて動かすことなどできなかった。

 

こんな状態がもう半年も続いていただろうか。

先生も、こりゃあダメかもしれない、と思ったかな?

なんでこんな簡単なことができないんだ、ドアホ!くらいは思っていたような気もする。

でもできなかった。

 

が、4月の初めに、たまたま読んだKindleの中に「上下の歯を平面に揃えてマウスピースを当てる」というのがあって、これを試してみたらかなり楽にリップスラーができるようになった。

 

そうした状態で、個人レッスンを受けたら、ああ、ついにできるようになったねと。

 

トランペットに限らないが、技術は教わってわかることが少ない。

自分で「発見」しないといけないことが多い。

先生というのは因果な商売で、生徒が発見するまでは伝えたいことが伝わらないのだ。(変な日本語だが)

 

自分も教師をやったことがあるが、伝えたいことが伝わったと感じられた瞬間などほぼ皆無である。

 

そういう意味では先生孝行というか、前回のレッスンでは喜ばせてあげられた気がする。

 

先生が本当に嬉しそうだったのが印象に残った。