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プッチーニのオペラ「トゥーランドット」
『どうして今夜の月の出は遅いのだろうか』から『砥石を回せ!』までです。
"Perche tarda luna"~"Gira la cote!Gira!" from Turandot
東洋情緒の色濃い「トゥーランドット」の曲は、秋の面影にしんみりと調和する様に感じます。
この異国情緒の表現は、まさに彼の妙技ですね。同じイタリアオペラの作曲家でも、先人ヴェルディの場合は、作品の舞台がエジプトでも古代オリエントでも、その国の風土等気にもとめず、イタリア色の顔料をこんもりと塗りたくったような、異国情緒無しの濃厚なイタリアオペラを仕上げていました。貶している様ですが、そこがまた好きな所でもあります。
その点プッチーニは巧みに土着の民謡を取り入れ、この「トゥーランドット」「蝶々夫人」には深い東洋情緒を表しています。
『今夜の月の出』の合唱はゆるやかで侘びしげ、そして同じ東洋でも日本とは違った中国独特の妖しさを感じます。『砥石を回せ!』の方は、轟く打楽器と金管のうなりが堪らなく好きです。プッチーニのオペラの中でも最後の(未完ですが)作品であり、最も壮大な作品です。
さて、秋深まり、金木犀のたわやかな香が、快い自然の慰みを与えてくれています。待ち侘びていました。今年もいらっしゃって下さり感謝しています。
自然はいつも麗しいですね。田舎での生活においては、草を刈り土を掘り返すにも、雪を掻くにも自然の強さが身に沁み、吹雪の下で手足が凍てついては為す術もなしに、然しそれを厭わしく思うことはなく、ただただ感服し、恐れ入るのみでした。厳しさの一方で木花は其々映え其々香り、冬には雪景色も美しく、夜空に星は輝き、その下で自分達は自然の中に生かして頂き自然の恵みを頂いている、この感覚、自然への畏敬を全身で感じながら、生きて来た様な気がします。雪掻きとも草刈りとも縁遠くなった今ですが、金木犀の香に浸りながら、思い返し、改めて感謝したいなと思いました。
Grimshaw - "October Gold"

Octoberというと、本来ローマ暦8月だったのを、カエサルさんがユリウス暦を始めて10月になってしまったという話がありますね。
一方日本では神無月という呼び方があります。これも由来がとても興味深いものでして、全国の神々が出雲大社に集まり、不在になるため「神無月」と、そのため出雲だけは「神在月」となると、こういった説があるのです。そして出雲へお出でになって何をなさっているのかというと、何やら国の事で話し合いをなさっているらしいのです。神様まで忙しく国のことで会議等なさっている!日本の神話にあるこういった人間味や、何だかおおらかさを感じる所がとても好きです。神無月の由来、是非この説を信じたいと思います。
等と毎度の駄文ですが、お付き合い頂き有り難うございます。
本日もお疲れ様でした。
明日も頑張って参りましょう。
おやすみなさい。