ここのところ、

突然の悲しいお別れのニュースばかり耳にして、

辛い気持ちになります。

ご本人にしか分からない苦しみや辛さがあったのでしょう…。


人間の心は、誰かと生きていく為に作られています。

共生する為に存在しています。

なので、

心が、

自分の事柄ばかりでいっぱいになった時、

苦しくなり悲鳴をあげます。

心が自分の悩みで埋め尽くされた時、

限界を感じ、辛くなります。


例えば、

誰かの為に行動をしている時、

その瞬間、

自分の事を考える余裕は、ありません。

例え話ですが、

大好きな人にプレゼントをする瞬間、

自分の心は、相手の事で頭がいっぱいになっているはずです。

実は、人間は、色々な人の事を想う事で、

心の均衡がとれる様になっている不思議な生き物なのです。


誰かを思いやれる人は、

誰かを思いやれる心の余裕がある人なのです。

つまり、

自分の事、自分の悩みばかりで頭がいっぱいになる事は、少ないのです。

そうすると、不思議な事に、心の病気にかかりにくくなります。

誰かを思いやる→自分の事で色々悩む時間が減る→思い詰めなくなる→心の病気にかかりづらくなる→心に余裕がある→また、誰かを思いやれる

という素晴らしいスパイラルに入っていきます。


逆に誰かを思いやる心の余裕がない人は、心は、自分の事ばかりになります。

心の中↓

○自分の悩み等

○自分の過去、現在、未来

○自分の長所、欠点

○自分の位置

自分の事ばかりなので、答えがない問題に、ずっと悩み続ける事になります。

心のコップは、自分自身の事で満タンになり、溢れていきます。

その状態が、世間でいう

五月病やうつ病等の精神の病になります。


まず、自分の事で悩んだら、

思い詰めず、

誰かの為に行動してみましょう。

家族の為でも良い。

大好きな人、恋人、友達の為でも良い。

ボランティアでも良い。

自分以外の誰かの為に行動してみて下さい。

そしたら、

人間の心は、本来、誰かを想う様に出来ていると実感できるはずです。

そしたら、心は、自分の事で悩む暇がなくなり、

どんどんラクになり、

自分ばかりではなく、

自分以外の誰かを思いやって生きていけば良いんだと、逆に、どんどん強くなります。


お仕事も自分の為や将来のお金の為ばかりにしていると、不安が生まれ、どんどん重荷になっていきます。

お客様の為にお仕事していくと、アイデアが生まれ、どんどん進んでいけます。


極楽では、非常に大きい箸が置いてあります。

極楽で、物を食べるには、相手に食べさせてあげないと物が食べれません。

お互いに食べさせあうのです。

これは、地上の生活でもいえることです。

誰にでも良いです。

自分以外の誰かの為に行動してみて下さい。

そしたら、

本来、心は、誰かを想う為に出来ているんだと実感できるはずです。

自分の事ばかりに使っていては、もったいない。

どんどん、自分以外の誰かの為に、使っていきましょう。