なぜ復興予算は復興以外に使われたのか

「復興予算の流用問題」に気づいたのは2012年の夏。復興2年目に、特別会計予算を見たのがきっかけだった。

ネットで見つけた予算書を開いてみると、ほとんどが被災地ではない事業の羅列。霞が関の担当者を取材しても
「復興基本方針に書かれているのだから、全く問題ない」「なんで疑問に思うのか、不思議だ」などとスルーされていた。

結果的に一部(といってもたったの2%だけ)の予算執行が停止となった。

たったの2%
「うわ!ばれたか・・・うるさいから、ちょっと変えるか。それでおさまるだろ」と?

そもそも震災が、なければ存在しなかった予算なんだから政治家から見れば、特別ボーナスくらいにしか、思っていない。


「沖縄、北海道など全国の道路改修・新設」「南極でのシーシェパード対策費」「クールジャパンの推進」「検察運営費」「荒川税務署の改修」「東京スカイツリー開業プレイベント」「航空機購入費」「米国での戦闘機訓練費」「ODA」「小型衛星局」……数え上げればきりがない。
便乗!

悪質!!!

いずれも予算名には「復興道路」など、もっともらしい名前が冠につけられていたりする。聞いてみると「普通の道路です。道路のないところに道路ができると、防災に役立つでしょ」などといった、雑なものだった。

何が「でしょ」だよ。

事前に道路作ったって・・・地震が、来たら道は、破壊されて使えなくなる。

自分が、被災者にならないと分からない?

震災の何処を見ているのか?

国会議事堂で、政治家に入ってくる、お金の流れしか考えていない。

「被災地の復興のための予算だ!」と言っておけば、予算たんまり組んで「使える予算は、使い切る」で、逆算して・・・国民の危機を利用してるだけじゃないか。

復興の意味すら公に平然と歪める、卑劣!!!


復興予算の流用があったのは、全体のうちごく一部だと思われていた方もいるかもしれない。しかし、当時は実際のところは取り上げきれないくらい広範囲かつ派手に流用が行われていた。

例えば、復興2年目の2012年の復興予算は4兆円弱だが、半分の約2兆円が霞が関各官庁の予算として全国にばら撒かれている。

震災の翌年から?

半分も?

政治家のピンハネ?

被災者が、聞いたら、どう思うか?

当時、眠らずに対応力していた政治家に、国民が「寝ろ!」「寝てくれ!」と言ってた裏で、これ???


被災地向けの新規事業であった経産省の「国内立地補助金」 でさえも、被災県の企業は全体の5%もなかった。


酷すぎる。

絶対、また同じこと、それ以上のことをやる。

「問題ない」

次の政治家の何度も聞く言葉になりそう。

悪性の腫瘍は、根こそぎ取らないと再発する。



予算書では子供手当などを含んだ

公務員の人件費がやたら目立っているが、これは1年で合計791人分の人件費131億円、7億円分もの退職金が復興予算から付け替えられている。


これを当時各省予算担当者に問うと「特別会計から人件費を持ってくるなんて別に問題ないでしょ」

なんだ、この担当者。

何が、問題ないと思うのか?

むしろ、問題しかないわ!

特別会計、予算あるだけ使いきるんだから問題ないと?

1年で合計791人分の人件費131億円、7億円分もの退職金

貰う方も「これは、貰いすぎ」とも思わずに懐に入れてるの?

人の不幸を利用して、儲ける?

心痛まないとか、人でなしすぎる。

政治家が、これやってるから「問題ない」

慣習的だから「問題ない」

こんな問題だらけのことを!!!


1年で退職金もおかしい、それも7億円って。

その額を貰うだけの事をしたのか?

1年で退職する人が?

棺桶に片足突っ込んでるような高齢者が、名前だけ・肩書きだけで自動的に報酬が、涌いてくるシステム?

疑わしいし、窓際や天下りには、報酬が、入り、口添え料として政治家にピンハネ、Win-Winの関係、それも慣習的。

どの名目も、結局は、政治家の懐へ入る裏金作りの為の予算でしかない。




「普通の道路です。道路のないところに道路ができると、防災に役立つでしょ」


「特別会計から人件費を持ってくるなんて別に問題ないでしょ」


痛い所を突かれて、開き直って他言するとか馬鹿すぎる。

こうなるもの「政府が、そうやってるんだから問題ない」と強気で言えるんでしょうね。

復興のための予算で、特別会計と言えば「わんさか使える、ウハウハ」だから問題ないと?


自分が、被災者だったら、こんな「問題ない」を聞いて、どう思うかね?

北海道大学から沖縄大学まで全国各地の国立大学の改修が復興予算で行っていることもわかる。被災地の大学へは46億円だが、389億円は被災地でない大学にばら撒かれている。


被災地には、改修が、必要なのかもしれないけど、全国の国立大学って・・・どさくさに紛れて、便乗してるだけじゃないか。


取材を進めると、予算書の「等」といった表記に隠れて、明記されない流用事案も多く見つかった。

例えば国会議事堂のシャンデリアのLED取替えや、内閣府の霞が関合同庁舎4号館の建て替え費用など、永田町・霞が関を始め全国で潤沢に復興予算が国家機関の総リフォームに使われていたのである。

リフォームするなら、それで予算を出せば良かろう。

表に出た時「何故?」と思うことをするのか?


これらのとんでもない流用への隠れた意図は、震災から間もない2011年7月、復興に関する基本方針を決めるために開かれた「復興構想会議」の初日にはすでに顕在化していた。

どさくさにまぎれて、こんなことは、迅速に多額をつぎ込む。

見張ってないと、殺りたい放題、慣習的に・・・ばれれば「何が悪いんだ?問題ないだろ」と開き直る。



「被災地域の復興なくして日本経済の復興はない。また、日本経済の再生なくして被災地域の真の復興はない」と記載されていた。

韻を踏んだポエムのような一節ゆえに、一見、深い意味がなさそうに見せながら、この後、この一節が政府の復興基本方針のひとつとして正式に採用され、いわゆる流用を正当化する免罪符となっていた。流用したくてたまらない彼らにとって最も重要な一節だったわけである。


嘘つきメガネの会見でも「~なくして、~ない」が、多用されてる。


被災地が、復興しなきゃ、そこに住む国民の生活は、再生されない。

けど、
日本経済の再生なくして被災地域の真の復興はない
とか、これ、おかしいでしょ。

日本の経済が、再生されないと被災地の復興も出来ないって・・・実際、10年以上経過した今でも真の復興してない。

日本の経済も再生されていない、どころか悪化の一途。

被災した国民は、頑張って良くなっていると言うのに、政府の行いは、悪化って・・・10年前の未来は、今。

結局、韻を踏んだポエムは、耳障りが良いだけで現実的じゃないってこと。

それを今、多用する台本を読むだけの、中身空っぽな、魂の抜けた会見で「私が」「私が」と主張する岸田首相・・・世襲チルドレンには、考える力がないので、コピーして乗り切れると思ってるけど、同じ事を繰り返すだけなら、もう結果は、見えてるので「私が」やらない方向にしないと被災者が、かわいそうだし、明日は、我が身で東海大地震もあり得る、他人事じゃない。




その証拠に、復興構想会議を経て増税がなされた後、これを財源とした2011年の三次補正の概要説明書にいたっては「被災地域の復興なくして日本経済の復興はない」の一節は完全に切り捨てられ、景気対策としての国内空洞化対策を正当化するために「日本経済の再生なくして被災地域の真の復興はない」の言葉だけがアピールされていた。

論点ずらして、曖昧にして、有耶無耶にして、自分等の都合で、すり替える。

「復興のための予算」として偽ってた。


震災は、不慮のことなのに「これを機に」みたいに、日本の経済再生を結びつけるのは、おかしい。
震災が、起こらずとも、日本経済の再生をしろよ!!!
政府のポンコツさを「被災地の為に」って誤魔化してるだけ。

震災をも利用してるだけ。


そう言えば、東京五輪の招致でも「震災復興」を利用し開催地になったのに、開催される頃には「震災復興」が、ほぼなくなっていたし。




税金は「当事者」に届かない




政治家は、国民が、不幸じゃないと稼げないから、何もせず経済も悪化させた方が、楽なんでしょう。

実際、結果を出せないから、最初から何もしない。

悪化しても「国民が、悪い」と言って責任も取らず、政治家で居ることを続けられるんだから、国会で居眠りしてたって、問題ないとなるんでしょうね!!!

火事場泥棒!!!

政府って言う名前の悪徳商法が!!!