最初は辻さんの新しい小説「幸福な結末」を読もうと思って手にとったら、横に「『いつか、ぜったいにパリに行ってやる』と思っているすべての人に向かって贈る一冊です」と帯に書いてあったので思わずこちらを買ってしまった。


いつか、一緒にパリに行こう


なんてステキな言葉なんだろうと溜息。一緒にって。さすが辻さん。そして自分は実行している。


ずーっといつかパリに住みたいと思っていた。

結婚してみると彼がスペインに住みたいと思っている人だったので少し将来設計が崩れたが、でもヨーロッパに住むことはすごく憧れる。


中山美穂もちょっと(かなり)変わっている旦那さんだけどいい人見つけたのかも。

パリで子供を生んで、フランス語を話し、勇気があってある意味理想的。日本で女優をやっているより人生が豊かになったのだろうなぁ。


辻さんの本はちょっと難しいときがあるけどすごく頭のいい人と思える。とてもおもしろい。そして男性なんだけど女性らしいところもあってすごく好き。


「冷静と情熱の間」「サヨナライツカ」「嫉妬の香り」「目下の恋人」「いまこの瞬間愛しているということ」・・・・彼の作品で私が好きなのはこういう切ない恋愛。特に「サヨナライツカ」はとてもよかった。


著者: 辻 仁成
タイトル: いつか、一緒にパリに行こう