"I love you till the end of time. I never gave up. You're my destiny. I'm yours."
Hi Guys!!!
今回紹介するのは Ilsa Maddens-Mills の Dear Ava (2020) です！
(Kindle Unlimited)
おすすめ度：★★★
ハラハラ度：★★★★★
エンディング：★★★★★
胸キュン度：★★★
HOT度：★★
読みやすさ：★★★★★
この作品は多くの Bookstagram で「2020年のベストブック」として紹介され、アマゾンのレビューでも評価が高いです！
個人的にはハードルを上げ過ぎて若干「…」という感じにはなりましたが、とりあえずあらすじから紹介したいと思います。
あらすじ
超お金持ちの子供が通う高校に奨学金で入学した孤児の Ava。フットボール部員で学校の人気者の Chance と付き合い順風満帆な日々を送っていました。
しかし、フットボールの試合後のビールパーティーで大量にお酒を飲まされた上に、薬を盛られ何者かにレイプされてしまいます。
その後10か月の間休学して、学校に戻ってきた Ava は学校中の生徒からいじめの対象に。そんな中、彼女は自分のロッカーにラブレターが入っているのを見つけます。それは学校を牛耳っているフットボール部員の内の一人からでした、、、
Dear Ava,
Your eyes are the color of the Caribbean Sea.
Wait. That’s stupid.
What I really mean is, you look at me and I feel something REAL.
It’s been ten months since you were here, but I can’t forget you.
I’ve missed seeing you walk down the hall.
I’ve missed you cheering at my football games.
I’ve missed the smell of your hair.
And then everything fell apart the night of the kegger.
Don’t hate me because I’m a Shark.
I just want to make you mine.
Still.
*Shark：フットボール部員の愛称
感想（ネタバレなし）
うーん。面白かったけど、2020年のベストに入るかと言われれば微妙、、、
個人的な感想ですが、レイプ被害者の心情を捉えきれていない気がしました。もっと奥深いものがあると思うのですが、色々と薄い気が、、、
でも、とても期待値が上がった状態で読んでしまったんでがっかりしているだけかもしれないです。
にしても今回のヒーロー Knox が何で Ava に惹かれているのかが全く説明されてないし、納得いきませんでした。
回想シーンとかも多くて、2人がどうやって惹かれ合っていくかを描こうとしていたのですが、そこがそもそも腑に落ちない。
でもエンディングが最高！！！！！！！！！！
稀に見る素晴らしいエンディングだったと思います！
英語は安定の読みやすさ！この作者の作品で読みにくいなと思ったことがないので、洋書ビギナーには本当にお勧めです！
感想（ネタバレあり）
なんで Knox は Ava にこんなに夢中なの、、、？何章か読み飛ばした？
今回のヒーローである Knox は完全なひとめぼれで Ava に恋し、親友の Chance が Ava と付き合っているときもずっと密かに彼女のことを思い続けていました。
Ava がレイプされた時も探偵まで雇って色々調査したり、陰で彼女の学費や寮費を寄付したりとやることが度を越してる部分が多いわりに、なんでそんなに夢中なのか伝わってこない。
でも、途中から「誰が Ava をレイプしたの？」ってずっとハラハラしてました。
犯人はちゃんと捕まるのか？誰なの？？？
ここは読みどころだと思います！
でも明らかに嫌な奴が出てくるので絶対にこいつだろ、、、って思いながら読んでました（笑）
そして私も若干困惑したのが最後の章！
すっごい複雑な展開で最初戸惑いましたが無事に見事なエンディングに！
エピローグがもう本当に最高、、、
Knox と Ava は結婚し、双子の子供がいます。彼らの幸せな姿は本当に読んでてニヤニヤ。
驚いたのは、珍しいことにヒーローがプロのフットボール選手にならなかったんです！
どの作品を読んでも大体みんなプロ選手になって終わりなので、珍しいなと思うとともにリアルですごくよかったです。
ここで引用を紹介！
"I've pictured you in my mind, in my dreams like this, so many long nights without you and nothing is right without you, not beaches or mountains or the sky because I need you, need you, need you. You're the only one who knows me, who sees me the way I am inside."
御覧の通り、そこまで英語も難しくないし、ロマンチックなフレーズばっかりなのでスラスラ読めちゃいます！
おわりに
そこまでハードルを上げないでください！（笑）
めっちゃ口コミがいいと期待しちゃいますが、期待するほどでもないです。
同作者の他の作品の方がもっと面白いので、そちらを読んだ方がいいと思います。