就活と読書。 | 哲学のプロムナード

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さて、いつから近況書いてなかったかなと思って、見返してみると昨年末。
1月は長いブランクを経て連載を再開出来たこともあって個人的なことは余り書いていなかったみたい。
まあ実は就活がすごく忙しくて、とてもundecidedの続きを書ける状態ではないのだけれどね。
いまは竜司にバトンタッチしてるのでもしかしたら更新ができるかもしれないけどそのあとまた僕の担当になったら書けるかどうか心配。

そんな感じで忙しい日々を送っているんだけどここ3日くらいだけ完全な休暇で、読書したりしてる。
ブログも書こうと思ってたから良かった。

特に何か報告があるわけじゃないんだけれど。
最近のことについて。

まず1月末でとうとう大学が終わった!
テストやレポートも無事終わって、単位も取り終わって、今年度は卒論関係のことで大学に行くくらいで、実質的には大学はない状態。

それでまあ学生としてはやることがなくなったのでそれからは説明会を週に何回かのペースでやっている感じ。
同級生たちはもう面接をやっていたりするんだけれど僕は業界の関係もあってまだ書類や筆記、WEB上の選考しか受けていない。
早く面接を受けてみたい気もする。練習しないとね。

困ったのは先日の大雪。
雪が降ると聞いたからスーパーに買い出しに行ったのだけれど、みんな同じことを考えていて野菜肉パン弁当が全部売り切れ、しかも3日ほど空けてまた大雪。
逃げるように群馬に帰って来たww
ところが群馬も70センチ位積もっていて交通が停止状態。なかなか困った2週間だった。

群馬に帰って来たのは、実は群馬で説明会があったからでもある。
火曜日に帰ってきて、水曜に伊勢崎に三時間のセミナーを受けに行って、木曜には履歴書制作、金曜にはその履歴書を持って2時間の説明会。金曜の説明会は希望者だけ残ってさらに二時間の選考があったからすごい疲れた。
能力テストと性格適性テスト、あと履歴書とは別にエントリーシートを書いてきた。
難しいところだから多分選考にはなかなか通らないんだけれど、他の企業を受ける時の練習にはなったかな。

それが終わって土日は花粉症の薬を貰いに行ったりして、ゆっくり休めた。明日の午前中には群馬を出発して、午後には東京に帰ることになると思う。明後日からはまたESを作ったり、説明会行ったり。
26日と27日、3月には既に上旬中旬だけで10社以上予定が入ってるから疲れて体調崩さないように気をつけなきゃ。

お世辞にも学歴がいいとはいえないので数をこなすのはとても重要。
既にお祈りメールもいくつか着てるしね……

時間があるときに友人なんかに会ったりして少し息抜きができたらいいんだけれどみんな忙しいだろうなぁ。
就活にはきっと癒やしが重要。
特に僕は一人っ子で、兄弟と協力して将来を考えていくことはできないという思いがあって、どうしても自分がなんとか稼げるようにしないとっていう責任感があるからねー……
まあでも時には予定を全部捨ててでも好きなことやらないと多分もたないだろうなって思う。
ぜひTwitterとかいろいろ、気軽に話しかけてもらえるとありがたいです。

まあそんな感じで就活が本格的に始まりましたという話でした。


どうしても最近そういう話題ばっかりで若干憂鬱だからその分簡単にできる趣味みたいなことが楽しかったりもする。

読書は、いま日本三大奇書の一つ夢野久作の『ドグラ・マグラ』を読んでいるところ、今週中には読み終わりたいな。
この『ドグラ・マグラ』は有名だからみんな知っているとは思うんだけど近いうちレビュー書けるだろうからちょっと紹介しようかな。



ドグラ・マグラ』は、探偵小説夢野久作の代表作とされる小説で、構想・執筆に10年以上の歳月をかけて、1935年に刊行された。小栗虫太郎黒死館殺人事件』、中井英夫虚無への供物』と並んで、日本探偵小説三大奇書に数えられている。

1935年(昭和10年)1月、松柏館書店より書下し作品として刊行され、「幻魔怪奇探偵小説」という惹句が付されていた。

夢野久作は作家デビューした年(1926年)に、精神病者に関する小説『狂人の解放治療』を書き始めた。後に『ドグラ・マグラ』と改題し、10年近くの間、徹底的に推敲を行った。夢野は1935年にこの作品を発表し、翌年に死去している。

その常軌を逸した作風から一代の奇書と評価されており、「本書を読破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす」とも評される。

Wikipediaより。



実はこの小説、既に著作権が切れているので青空文庫で読むことができる。
夢野久作『ドグラ・マグラ』

実際に僕もiPhone5sでこれを読んでいる。
かなり長い作品だから、iPhoneで読むのはなかなかきついのだけれど、慣れてくればどこでも読めるので便利。

三大奇書というだけあって今まで読んだことのない構成と内容。
胎児の夢とよばれる作中の理論は僕も高校時代に夢想したことがある内容で、ちょっと楽しかった。
まだ半分ほどしか読んでいないから内容については何ともいえないのだけれど、基本的には記憶を失った主人公が、自分の正体や自分の周りで起きた事件、その犯人や犯行の内容などを、作中作を読むことで理解していくという流れ。
作中作はそのままこの小説の大部分を占めるのがまた面白い。つまり、読者は主人公と同じ目線で作中作を読んでいくわけだ。


この『ドグラ・マグラ』を読んだら次は今年の「このミステリーがすごい!」で4位だった小林泰三の『アリス殺し』を読もうと思ってる。
リリコちゃんもアリス好きだけれど、僕もモチーフとしては結構好き。

ストーリーもなかなか興味深い。

大学院生・栗栖川亜理は、最近不思議の国に迷い込んだアリスの夢ばかり見ている。ハンプティ・ダンプティの墜落死に遭遇する夢を見た後大学に行ってみると、キャンパスの屋上から玉子という綽名の博士研究員が墜落死を遂げていた。次に亜理が見た夢の中で、今度はグリフォンが生牡蠣を喉に詰まらせて窒息死すると、現実でも牡蠣を食べた教授が急死する。夢の世界の死と現実の死は繋がっているらしい。不思議の国では、三月兎と頭のおかしい帽子屋が犯人捜しに乗り出していたが、思わぬ展開からアリスは最重要容疑者にされてしまう。もしアリスが死刑になったら、現実世界ではどうなってしまう? 彼女と同じ夢を見ているとわかった同学年の井森とともに、亜理は事件を調べ始めるが……。邪悪で愉快な奇想が彩る、鬼才会心の本格ミステリ

*第4位『このミステリーがすごい!2014年版』国内編
*第6位『2014本格ミステリ・ベスト10』国内編
*第8位『ミステリが読みたい!2014年版』国内編
*第13位『週刊文春 2013年ミステリーベスト10』国内編


とのこと。

まあ読書というのはいつも別の世界に浸れるからいいよね。
創作もやりながら、読書も常にできたらいいなと思う。

さて今回はこんな感じで。
来月は時間が空いたら映画にでも行きたいな~




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