長い間お休みしていましたが
今回からまた再開します。
今まで通り
第2、4火曜日の更新です。
これからも、よろしくお願いします
今回と次回は
ちょっと寄り道で文学館の紹介をします
今回は
田端文士村記念館(東京都)です
この記念館では、
田端にゆかりのある方々の資料が
展示されています。
特に目を奪われるのは
芥川龍之介が田端で暮らしていた家の模型です
本、杖、木々など
細かいところまで再現されていて
私の場合は何度見ても飽きません
記念館で発行している
“ココミテ シート”にクイズや見どころが書かれています。
このシートを元に
芥川邸のマスターになってみませんか
2019年10月1日から開催している
企画展 「芥川龍之介の生と死」の資料では
興味深い資料があったのでいくつか紹介します。
①
直木賞で有名な
直木三十五が作家たちを評価していたって知っていますか
「文壇諸家価値調査表」では
芥川はもちろん谷崎や菊池といった多くの有名な文人に対して
点数を付け女性の好みなども書かれています
考える事が斬新ですよね
②
芥川や室生に
“たっちゃんこ”と呼ばれていた堀辰雄をご存じですか
ジブリの映画にもなった『風立ちぬ』が代表作です。
彼にとって芥川は
最もいい先生だったそうですよ
その“たっちゃんこ”が軽井沢で書いた詩(?)が
とてもかわいらしかったので紹介します。
向日葵は西洋人より背が高い
という詩です
この詩を読んだ際に
子どものような純粋な人だったのかなと思いました。
また字体も独特で
多くの文人達から可愛がられていた
理由が分かった気がします
③
多くの作家からの
芥川に対する追悼文は
自殺をした芥川に対する
怒りの声もあれば、悲しみの声もあります。
友人、室生犀星の
「既(も)う会へないのか?」という言葉は印象的でした。
それだけ当時の作家にとっても
芥川龍之介の死がショックだったと分かりますね
④
そんな芥川が現代
どのように受け継がれているのか分かるブースでは
「文豪とアルケミスト」のパネルも展示されています
これからも
芥川龍之介はファンの心の中で生き続けるという事ですね
これらの資料が展示してある
企画展は2020年1月26日まで開催しています
紹介した資料に興味を持った方
芥川、室生、堀、萩原が好きな方
機会があれば訪れてみて下さい
ちなみに
こんなに充実していて入館無料です
次回の
ブログをお楽しみに( ´∀`)/~~