はい、続きです。
次は亜也さんが20歳になったある秋の日の事。
病気の進行で、1人では生活できなくなり、物思いにふけることが多くなってきた亜也さん。潮香さんはどうやって娘を励ましたらいいのか、慰めればいいのか言葉を探していました。
その時、亜也さんはノートとフェルトペンを求めます。そしてノートに書いた言葉とは…?
 
<パート34>私は何のために生きているのだろうか…

30分くらいかかって何とか書き留めた亜也さん。ノートに書かれていたのは…
 
「わたしは何のために生きているのだろうか」
※写真は幻冬舎出版「いのちのハードル 「1リットルの涙」母の手記」より。亜也さん直筆です。
 
まるで自分の今までの人生を総まとめしたような言葉でした。
この言葉を見た潮香さんは、何とか励まして亜也さんを元気づけるのでした。