1995年某月某日、そいつは突然やってきた。
《天上天下唯我独尊、俺の名前は「赤ちゃん」だ!》
声はすれども姿は見えず。しかし、声はやたらとでかくてやかましい。
しかも、メチャクチャ横柄尊大傲岸不遜、凶悪無比の毒舌暴言。
どこから降って湧いたのか。
そもそもなんでこの僕がこんな奴のお筆先にこきつかわれねばならんのか。
もう災難としかいいようがありません。