毎月恒例の高齢者の山行、「いつものトレッキング」です。先月は、立山スノトレでしたが参加できませんでした。今月は梅雨入り前の晴れ間を狙って、5日に八ヶ岳連峰の最南端の編笠山(2524m)に登ってきました。山裾を長く引いた山容が、編笠を伏せたように見えることからこの名前になったと言われています。急用などで参加者が減って4名になりました。
 快晴の岡崎を4時30分に出発、登山口の「観音平」駐車場に着いたのは7時45分。なんとか駐車できましたが準備している間に50台の駐車場は満車になりました。関東や姫路ナンバー、目の間には岡崎ナンバー車もいました。
 「観音平」を8:00に出発。しばらくは緩やかな登りで蝉の声が響く落葉松の樹林帯の中を進みます。そして、ゴロゴロとした岩や風穴がある登山道を歩き、9:00に「雲海」に着きました。そこからは、岩石がころがる登山道とその脇道を赤テープ目印に進んで、9:50に「押手川」に着きました。押手川一帯には語源となった清流や一面に苔が拡がり別世界にいるようです。ここを過ぎると大きな石や岩が多い登山道になり、途中梯子もあるほどの急登になりました。心臓を気にしながら、ハイマツ帯まで来るとやっと視界が開け、11:20、ついに岩場の山頂です。目の前にドーンと権現岳、旭岳、主峰の赤岳、中岳、阿弥陀岳の南八ケ岳が見えます。離れて、蓼科山、天狗岳など登ったことのある山の多い北八ケ岳が見えます。蓼科から赤岳を経てこの編笠山まで続く八ヶ岳連峰の威容は、編笠山だからこそ見える絶景です。また、釜無川を挟んで間近に見える甲斐駒ヶ岳などの南アルプスの山々や、中央アルプス、御嶽山、入笠山も望めます。諏訪盆地には諏訪湖も見えていました。残念ながら静岡、甲府方向は雲で眺望がききませんでしたが、なんとか雲間から富士山も望むことができました。ゆっくり眺望を満喫し、昼食後、12:30に下山を開始しました。這松で狭い登山道を下って大きな岩が連なる場所を経ると、「青年小屋」です。ここで、小休憩後、ひたすら無言で下り、「押手川」、「雲海」を経て15:20に「観音平」まで戻りました。思ったより厳しい登山でしたが、苔で滑ってコケることなく、坊主頭の人はいませんが、怪我無く全員無事下山できました。帰りには小淵沢IC 近くの「スパティオ小淵沢」の延命の湯で汗を流し、19:30に岡崎に着きました。夜は晴れ、撮影日和でしたが、体がついていきませんでした。