5時00分。カーテンの向こうはまだ暗い。水曜日の朝が、静かに始まっています。
アラームを止めてから、しばらく天井を見ていました。
今日は水曜日。週の半ば、折り返し地点——そう考えれば聞こえはいいけれど、まだあと半分ある、とも言えます。月曜は覚悟があるし、火曜はまだ勢いがある。でも水曜は、どちらでもない。せめて今日だけ休みだったら、と思うのも、毎週のことになってしまいました。
でも体は、もう起きあがっている。これがルーティンというものかと、毎朝同じことを考えています。
洗面台で水をすくって顔を洗う。冷たい。4月でも、朝はまだ冷たい。歯を磨きながら、今日のお弁当のことを考えました。昨日の残りの鶏そぼろと、卵焼きを作ればいけそう。あとは詰めるだけにしておきたい。
キッチンへ移動して、まずお湯を沸かします。保温ボトルに入れるお湯と、朝のほうじ茶。トーストをセットして、フライパンを弱火にかけながら、卵を溶く。
パンが焼けるにおい。お茶の湯気が朝の空気に混じる時間。窓の外はまだ暗いのに、キッチンだけが明るい。この30分が、一日でいちばん静かで、少しだけ好きな時間です。
5時20分を過ぎると、カーテンの端がうっすら白んでくる。4月の夜明けは、じわじわと進んでくる。
今年もこの季節が来たな、と思います。紫外線のことを、そろそろ本気で考えないといけない。毎年、気づくのが少し遅くなるので、今年は4月から始めようと、薄明かりを見ながら決めました。
朝食を食べ終えて、最後にメイクをします。日焼け止めを顔に伸ばして、眉を整えて、ほほに色を足して。リップを一本引いて、マスカラを一振り。ここまでで、だいたい15分。
鏡を見て、よし、と思う瞬間がちゃんとあります。テンションが爆上がりするわけではないけれど、ネジが一本、しっかり締まる感じ。それで十分なんだと思います、水曜日は。
5時半。外がようやく明るくなってきました。さあ、頑張りましょうか。






