春になると、スキンケアを少しだけ見直したくなります。
冬のあいだ使っていたものが、急にベタつく気がする。でも肌はまだ乾いている。
そういう時期に、一本だけ「ちょっといいもの」を足してみたくなるのは、わりと自然な流れだと思います。
今回は、一万円以内で手に入る化粧水を2つ並べて比べてみました。 どちらも評判のいいアイテムですが、方向性がかなり違います。
◆ SHISEIDO オイデルミン エッセンスローション(145mL/税込9,350円)
手の甲に出した瞬間、「あ、これは化粧水じゃないな」と思いました。 とろみがあって、美容液に近い感触です。
肌にのせると、すっと消えるように入っていく。
表面にぬるっと残る感じはほとんどありません。
ただ、私はこの「消える速さ」に最初ちょっと戸惑いました。ちゃんと入ったのか、もう一回つけたほうがいいのか、判断がつきにくい。慣れるまで、適量がわからなかったんです。
香りはフローラル系で、やや強め。好きな人にはスキンケアの時間が華やかになるけれど、香りに敏感な人は一度テスターで確かめたほうがいいかもしれません。
容器はレフィル対応で、2本目からはプラスチックの廃棄量がぐっと減る設計。この「続けることを前提にした作り」は好印象でした。
向いている人: 冬の乾燥が春まで残っている人。保湿の"厚み"がほしい人。
向かないかも: さっぱりした使用感が好きな人。香りが強いものが苦手な人。
◆ コスメデコルテ イドラクラリティ 薬用トリートメント エッセンスウォーター(200mL/税込5,500円)
こちらは手に取った瞬間に、真逆だとわかります。 さらさらとした水のようなテクスチャーで、コットンにすっと広がる。
気になったのはボトルの感触です。
ラベンダーピンクの見た目はきれいなんですが、手が濡れているとちょっと滑りやすい。
朝の洗顔後、急いでいるときにひやっとしたことが一度ありました。
些細なことですが、毎日使うものだから、こういう小さな引っかかりは書いておきたい。
成分面では医薬部外品で、肌荒れやニキビを防ぐ有効成分が入っています。
春先のゆらぎ肌──花粉や環境変化でなんとなく調子が悪い、という時期には心強い。
口コミでも「劇的に変わるというより、トラブルが減った」という声が多く、派手さはないけれど堅実な一本です。
容量が200mLで約5,000円というのも、続けやすさの面では大きい。今ならお得用の300mLもあるみたい。オイデルミンと比べると、容量あたりの価格差はかなりあります。
向いている人: 春の肌荒れ・ニキビが気になる人。軽い使用感が好きな人。
向かないかも: 保湿の"もっちり感"を重視する人。とろみ系が好きな人。
◆ 並べてみて思ったこと
この2本は、「肌に何を足したいか」がまったく違います。
オイデルミンは「うるおいの厚みを重ねたい」人の化粧水。冬から春への橋渡しに、もう少しだけ守りたい、という気持ちに応えてくれます。
イドラクラリティは「肌の調子を整えたい」人の化粧水。派手な変化より、毎朝鏡を見て「荒れてないな」と思える安心感のほうが近い。
正直なところ、私自身はイドラクラリティの軽さのほうが春には合いそうだと感じました。オイデルミンのとろみは贅沢なんですが、朝つけるにはほんの少し重い。ただ、夜のケアに一品足すなら、あの濃密さは"ご褒美"の実感がある。
どちらかが正解ということではなく、「どの時間帯の、どういう自分に使いたいか」で答えが変わるんだと思います。
どちらも一万円以内で手に入るアイテムです。
春の肌替わりに、一本だけ足してみるなら、というアイテムです。
自分の手で触って、確かめてみてください。
※価格や仕様は記事作成時点のものです。Ameba Pickリンクを含みます。