花粉スプレーで「防ぐ」対策をしても、帰宅して洗顔したあとの肌はカサカサです。
化粧水がしみるほど荒れている日もあります。
「とにかく何か塗りたいけど、何を塗ればいいかわからない」。
そんなときにドラッグストアで手に取りやすい保湿クリーム3つを、整理してみました。
◆ キュレル 潤浸保湿 フェイスクリーム(花王)
セラミド系クリームの代表格です。肌のバリア機能を支えるセラミドを補い、内側からうるおいを保つ考え方。消炎剤も配合されていて、肌荒れ予防を兼ねています。
テクスチャはふわっと軽く、ベタつきにくい。朝のメイク前にも使いやすいです。
ただ、40gで約2,000円はフェイスクリームとしてはやや高め。毎日たっぷり使いたい人にはコスパが気になります。それと、軽い分だけ真冬レベルの乾燥には物足りないと感じる人もいます。
それでも、「セラミドで内側から整える」という発想は、花粉で揺らいだ肌の根本的なケアとして理にかなっています。肌荒れと乾燥の両方を1本で対応したい人には、まず試す価値があると思います。
◆ イハダ 薬用バーム(資生堂)
高精製ワセリンをベースにした薬用バーム。
肌の表面に油膜をつくって、水分の蒸発を防ぐ「蓋をする」タイプの保湿です。
ワセリンの純度が高いので、荒れた肌にもしみにくいのが強み。
ただし、バームなのでどうしてもベタつきます。
朝のメイク前に使うと、ファンデーションがヨレやすい。
夜のスキンケアの最後に使うのが現実的です。
もうひとつ、容量が20gと少ないのにワンタッチキャップで開けやすい反面、うっかり出しすぎることがあります。
少量で伸びるので、米粒大から始めるのがコツです。
「化粧水すらしみるほど荒れている夜」に、これだけ塗って寝る、という使い方が合います。
肌が弱っているとき、余計なものを足さずに守りたい人向けです。
◆ ヴァセリン オリジナル ピュアスキンジェリー
純ワセリンの定番。成分はワセリンだけ。保湿成分を「補う」のではなく、肌の上に膜をつくって「逃がさない」、いちばんシンプルな保湿です。
最大の強みはコスパ。
大容量で数百円なので、顔だけでなく唇や手にも惜しみなく使えます。
成分がワセリンのみなので、何を塗っても合わない人の最後の砦になります。
ただ、テクスチャはかなり重い。顔に塗るとテカテカになるので、外出前には向きません。
また、ワセリンは水分を与える力はないので、乾燥がひどいときはこれだけだと不十分。化粧水で水分を入れたあとの「蓋」として使うのが基本です。
「できるだけシンプルに、最低限の保湿だけしたい」という人には合います。何を塗ればいいかわからないとき、まずこれで様子を見るのはありだと思います。
◆ どれを選ぶか
この3つは保湿の「考え方」が違います。
キュレルはセラミドで内側から整える。
イハダは薬用ワセリンで荒れた肌を守る。
ヴァセリンは純ワセリンで最低限の蓋をする。整理するとこうなります。
・肌荒れと乾燥を同時にケアしたい → キュレル(コスパは覚悟の上で)
・化粧水がしみるほど荒れている夜 → イハダ薬用バーム(夜専用と割り切って)
・何を塗っていいかわからない、まず最低限 → ヴァセリン(化粧水との併用前提で)
どれも「これ1本で完璧」ではありません。
肌の状態は日によって変わるので、2つを使い分けるのも手です。
症状がひどいときは無理にセルフケアで済ませず、皮膚科を頼ってください。
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